「初めてのピットイン!」

新宿PIT INNに初めて行って来た。
3月1日、2日は坪口昌恭さんの2DAYSが予定されており、中でも1日は「『東京ザヴィヌルバッハ』人力Special」と題して、菊地先生もサックスとCDJで参加されると告知されていた。
行きたいなとは思っていたが、よりによって木曜日。(よくよく考えたら、水曜は授業をされているし、金曜はラジオの生放送なのだから、菊地先生のLIVEが木曜日にあることが多いのは当然のこと。)…自分にとって木曜は仕事が遅くまでかかる日で、大概21時を過ぎ、22時に近いことも多い。ちょっと仕事が終わってからLIVEを観に行くというのは考えにくく、諦めていた。
しかしこの日はたまたま思っていたよりも早くあがらせてもらえたため、しかも職場から新宿は非常に近いので、急遽仕事が終わった後に行ってみることにした。
駅に向かいながら、お店に電話してみると、「立見になりますが、当日券でまだ入れます。」とのこと。演奏はもう始まっていたが、21時過ぎくらいに一回休憩を挟む二部構成で、お客の入れ換えもないとのこと。…それなら今から行っても十分観れると判断。
新宿PIT INNは場所がどこにあるのかも知らなかったが、地下鉄新宿三丁目の駅をC7orC8出口を出てすぐのところにあって、わかりやすかった。
お店に入ってみたら、もう後ろまで満席で立見の客も結構多い。運良く「さっき来たばかりだ」という、メソッド初等科でご一緒しているeenterprise氏とも会う事ができて、一緒にお酒飲みながら演奏を楽しんだ。
自分はジャズに関してはまったくの素人で、どういうノリで楽しむのがいいのかも分かっていなかったのだが、この日はノリノリのナンバーが多く、初心者でも非常に入っていきやすい選曲。
ウェザーリポートの曲とオリジナルの曲のみをやるという縛りの中でのセットリストになったようだが、どの曲もノリがよくて、初心者でもわかりやすかった。フュージョンっぽく軽い原曲も、LIVEでやると素晴らしいグルーヴが生まれていた。
坪口さんと菊地さん、それにTpの五十嵐さんはもう長い付き合いの仲らしいが、リズム隊は新進気鋭の若手ミュージシャンと一緒にやることにしたそう。フレットレスベースを弾きこなすベイシストもさすがだが、何より若干19歳で抜擢されたドラムスの石若氏が素晴らしかった。
若々しいパワフルな演奏ながら、一流ミュージシャンと互角にわたる技術の高さはもちろんだが、アドリブが多いので場数を踏んでいなければ対応が難しそうなジャズのLIVEで実に堂々とした演奏。勢いとパワーもあり、多くの観客を熱狂させていた。
ピットイン、音いいな。ていうか、このくらいの距離感で観られるから、演奏の熱気がガンガン伝わるし。とにかく演奏は最高。
こんなLIVE体験をしてしまうと、皆で拳を振り上げて画一的な動きをすることを要求されるメジャーなロックバンドのライブはもう観れないとまで思われた。
最後のアンコール前でのフリーなMCの時には、案の定菊地先生が大爆笑を誘うトークを披露。和やかながら、ものすごく盛り上がった。
楽しかったので、癖になりそう。行ける時は平日でも思い切って観に来てしまうと、十分に楽しめることがわかった。ぜひまた興味のあるACTが出演する日には聞きにきてみたい。

Sweet Metallic

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