「タフマン・ナイター。」


今月、週末にナイターをやるのはこの日が最後ということで、神宮球場に観戦に。
花火もあがるし、夏気分を満喫しようと。
阪神戦だったので、外苑前の駅から球場に向かう間も、黄色いはっぴや縦縞のユニフォームを着た人が大勢いるのが目立つ。やはり熱心だな〜、タイガースファン。
こっちは開放感のあるところでビールが飲めて、花火が見れたらいいな…ぐらいのゆる〜いスワローズファンなので、ホームのはずなのになぜか肩身が狭い。

この日はタフマン・ナイターということで、入り口でヤクルトタフマンを無料で試飲させてくれるという大盤振る舞い。さっそく自分もグイっと1本空けて、これでちょっとは応援に気合いも入るというもの。
始球式にはタフマンのコスチュームに身を包んだ伊東四朗氏も登場。…すごいな、あの格好をできる75歳はいないよねえ。
実は今回初のバックネット裏のB指定席券を購入してみた。たまには違う角度から観てみたいと思って。
最上階の一番後方だったけど、マウンドとバッターボックスがちょうど正面に見えるし、全体を俯瞰出来て、かなり見やすい。
おお〜、開放感あるし、見やすくていいじゃん!と喜んでいたのはつかの間。
ここに大きな誤算が…。
一塁側に陣取っている限りでは、周りはみんなスワローズファンなので、一緒に応援に盛り上がれるのだが、ネット裏だとホームとアウェーの区別がなく、よりによって真横に熱狂的な阪神ファンの若者が座っていた。
大声で応援歌を歌い、ピッチャーの配給を知ったかぶって予想したりするのはまだ許せても、「こんなに阪神のことをよく知っているオレ」アピールがエスカレートするとともに、アルコールの摂取量もどんどん増加し、唾は吐くわ、飲み物をぶちまけるわで、観戦マナーもひどいことになってきた。
…おとなしいツバメ好きは、ただ黙って耐えましたけども(笑)。

それでも試合でスワローズが勝ってくれれば、内心「ざまみろタイガース!」…とほくそえみながら帰路につけたんだけど…。
あいかわらずの貧打で、点が取れる気配がほとんどなく、どうにか再三のピンチを凌いで1点に抑えていたところに、終盤でようやく追いついた。それでも延長引き分けがやっとかな…という感じだったが、抑えのバーネットがまさかのワイルドピッチで逆転を許す。
なんかそれまで隣の客に耐えていたのもあって、一気に「あ〜あ…」とガックリきてしまい、9回裏の逆転はないだろうなと諦めて、その時点で球場を後にした。
帰宅してネットのニュースで結果を見たら、あの後さらに5点もとられてるとは…。
…実は、自分が球場に観に行った試合で、ヤクルトが勝ったためしがないのだった。
自分が応援に行かない方が、スワローズのためなんではないかとすら思えて…悲しい(笑)。
…今年も怪我人が多いんだよなあ、スワローズ。