「車は大破したけど無事だった話。」

「粋な夜電波」第73回はフリースタイルの回。
予告されていたロイホでのWBO話は、先週のあらすじを含めて30分近い大作で、大爆笑モノでした。内容も濃いし、喋りの中に韓国語の会話も飛び交うので、さすがにこれは文字に起こすのは大変(笑)。
とはいえ、18時台で話された「ビュロー菊地号が大破したけど、マネージャーさんは無事だった」というエピソードもかなり面白かったので、その部分を文字起こししてみました。
番組のシーズン4への継続が決定して、なにより嬉しいです。

BURT BACHARACH SONGBOOK

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え〜っとですね…そうでした、そうでした。車がですね…あの…フォルクスワーゲン?何だっけあれは?…ゴルフ、ゴルフ。ゴルフに乗ってたんですよね。
で、ゴルフは、ワタシが買いに行…アントニオ猪木さん的に言うと「私がさわってねえですから…」って感じで、要するにマネージャーがもう決めて買って来てたんですよね。
それで二人で事故がないように(笑)…これギリギリだな、川崎大師さんまで行きまして、もうスゴかったですよ。もうそれはそれはね、霊験あらたかっていうか厳かなね、こんな…方が出て来て、シャッ!シャッ!って振ってくださって、あの…交通事故に関するすごい有り難いお話を…その、「人々は失うことばかり考えておりますが、与えられたことに目を向けるべきです。」っつって。「交通事故に遭うと、何か失ったっていう気持ち…」忘れちゃいましたけど、とにかく…遭っても、怪我がなくて良かったな、これだけで済んで良かったな…っていうふうに、与えられたんだと思って有り難がりましょう…というような、まあまあまあ、オーディナリーといえばオーディナリー、原理的に有り難いといえば有り難い話も、もうしっかり二人で頭下げて聴いて、頭を垂れですね、シャッ!シャッ!ってこう…なんですか、ヒラヒラヒラッとした紙で、ちゃんと祓い浄めていただいたにもかかわらず、大破しまして…(笑)。
えーと…乗ってからアレどれくらいで大破したかね?…半年?…半年で大破しまして(笑)。まあまあまあ…なんでしょうね。よっぽど何か…ま、その車、「ビュロー菊地号」と呼んでましたので、ワタシの事務所によっぽど悪い悪運が憑いてると思うんですけども(笑)。
まああの…ワタシのマネージャー、長沼という男ですけど、丙午(ひのえうま)というですね、非常に強烈なパワフルな年の生まれでございまして。え〜…ま、強いんですね、悪運が。車見たらですね、よくこの中から怪我ひとつない中年男が転がり出してきたんだ…っていうぐらい、派手にいっちゃったんですけども。ま、全く平気でですね。
とはいえ彼は、この車を買って…買った日に、ま、さる…前に勤めてた会社の車庫で、車庫入れしようとして…、あれはなんつったらいいの?…コンクリートの段差…に気付かずにですね、そのまま段差がある空中をまっすぐ、何の疑いもなく後方に歩き続けまして、結果としてはあの…片腕を折ったんですけども(笑)。それもまあ、尺骨にちょっとヒビが入った程度で、あれワタシが同じことやってたら、もっと大怪我になってたと思いますから、ま、ほんとに悪運が強い男がマネージャーやってるな…と思って、頼もしいかぎりですけどもね。はい。
今度はまあ…オレが選ぶよ!ってんで、やっぱオレが選ばないとダメだよっつって、こないだ一緒に横浜の…生まれて初めてワタシ、中古車センターみたいなとこね…行きまして。まああの…あそこの…中古車センターの人って、よくアメリカ映画、タランティーノの映画みたいなのによく出てくるじゃないですか、あれの完全な日本版みたいなおっさんが出て来て。凄い指輪が両の手にひとつ、ふたつ、みっつ、よっつと…付いてるわけなんですけど。まあ、あの方がもし我々がオーダーした…ま、とっても素敵なね…なんつったらいいんでしょうね、ほんとに…アメリカのちょいワルっていうか本ワルおやじで、穏やかな方っていう感じなんですけども(笑)…悪かないんでしょうけど。あの方が我々がリクエストした通りのブツを、もし探してきてくださった場合には、この番組で会社名を連呼するっていうね(笑)、約束になってますんで。
「ラジオと全然違うじゃないすか、声…。」って言われて(笑)、いやそんなことないすよ、この声で喋ってますよ…とか言って。
ま、ワタシ、物選んだり決めたりするのは速い方でですね。だいたい二つに分かれますよね。靴一足に3時間かかる人、ヘタするとね…ラーメンの普通か大盛りかで20分ぐらいかかる奴いますけども(笑)。ワタシあの…結構好きな逸話で、ダチョウ俱楽部さんが楽屋で殴り合いの喧嘩になったっつって、原因は?っつったら、弁当を今食うか、30分後に食うか、っていうことで揉めたっていう話がありまして(笑)。
まあまあまあ…速い方なんですね、ワタシ。で、マネージャーはね、比較的慎重…っていうか、あっちがいい、こっちがいい…って言う方で。でもう、ワタシ、つかつかつか…って入ってって、「はい、コレ!」って言って、特に他見ずに真っ直ぐその車に向かってったのが、日産エルグランドですね(笑)。日産エルグランド…スペイン語で「The Big」、デカイってことなんですけども。これをパードン木村さんに車高を低く改造していただき、脇にアドリアンアドニスってカタカナでプリント入れてですね、反対側にブルーザー・ブロディって入れてですね、…ま、乗り回そうかなと、思っております(笑)。
はい。では曲いきましょうか。…ヨンジンさん。これもね、K-POPなんですけども、ワタシが番組で何度も何度も申し上げている、「K-POP渋谷系化」という未来を、端的に伝えている盤ですね。ヨンジンさんという、元々ですね…韓国の渋谷系のバンドがあったんですけども、それ2000年にデビューしてまして、今ソロになりまして、ソロになって2012年に出したアルバムが、「バート・バカラックのソングブック」っていうね、めちゃ渋谷系ですけども。というわけで、韓流渋谷系聴いてみてください。「ヨンジンとグラスゴーのゆかいな仲間たち」というアルバムより「Me, Japanese Boy, I love you」。

幽霊たち

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