「小ビックリふたつ。」

粋な夜電波第76回はフリースタイル。近況報告から、「ラジオ整体」まで(笑)、菊地先生の自由なトークが楽しめた回でした。
番組前半の「小ビックリ」をふたつ紹介されたところも面白かったので、文字起こししてみました。
秋以降の番組継続が当然のように決まったことを、なにより嬉しく思っています。

アウェイクニング

アウェイクニング

はい、とういうわけで、え〜…ま、今日ね、(台風で)大変ですけども。
番組ではあなたからのメッセージを募集しています。…まあ、本心を申し上げればですね、あんまりにも面白い、読み込んでしまうようなメッセージ、あと腹を抱えて、我を忘れてしまうようなメッセージはですね、あまり募集していません。これはなぜかというとですね、生放送なので、生放送の運行がですね、妨げられるほどの良質のメッセージというのはですね、ほんとはノーサンキューなんですけども。
ただですね、シーズン3…実はですね、なんだかんだ申し上げておりますが、本日実はシーズン3.75…先週から3.95になりましたが、え〜、今回が3.99でですね、いちおうシーズン3が最終回ということになりまして、シーズン4にこのまま何事もなく続くのですけども。
4になるとですね、諸々の大人の事情に因りまして、生が減りますね(笑)。収録中心になっていく、という感じでいきますので、その場合はですね、メールの面白さの上限は区切らないというね、どこまでも面白いメールを頂いても大丈夫ですので、メールを中心にあらかじめ台本を書かせていただきますので(笑)。
まあ…ですので、今ワタシが申し上げた、「あまり面白いメールは、生放送の運行差し支えるので…」というお話はですね、ま、言ったそばから、これで最後なんだという話でもあるわけですけどね。
え〜、宛先。Eメールの方は、denpa@tbs.co.jp、denpa@tbs.co.jp。お葉書封書の方は〒107−8066 TBSラジオ菊地成孔の粋な夜電波」係まで、よろしくお願いします。番組で紹介させていただいた方には、番組ロゴが入ったステッカーをプレゼントさせていただきます、と…いうことですね。
はい、え〜…そうですね。石破先生、残念でしたね。あの…もう旧聞に属しますけどね。
黒眼鏡…かけていただければ、だいぶ違ったと思うんですよね。DITA(ディータ)とか、今は黒縁眼鏡のいいメーカーもいっぱいありますから(笑)。石破先生黒縁眼鏡かけて、あの体型、あのスーツ、あの着こなし、まあ…あのユーモア、あの顔で、…ね、若巨泉ですよね。若巨泉誕生。
え〜(笑)…石破先生が黒眼鏡かけて「ウッシッシ」と言ってくださればですね、まあ…私、選挙離れが激しくなったと言われる世代ですけども、…ま、まだ実は投票童貞でして、…ま、投票だけじゃなくていろんなことが童貞…なわけですけども。石破先生が若巨泉と化していただければですね、投票童貞を捧げてもいいかなと…思っておりました。
ま、ジャズの方がね、まだまだ…今石破先生あの…なんですか、おっかないやつ…兵器とか、ああいうことの方がお好きみたいですけども、若巨泉となったらジャズの教養も必要ですけども、そちらはもうアタシが直接手ほどきをさしていただきますので。ですけどまあ…今回はちょっと残念でした…という感じですね。
え〜、メールを読んでみましょうか。
(「菊地さんは最近何かビックリしたことはありますか?」というメールを紹介して)
…そんなにね、この歳になると、もうだんだん鈍感になってきましてね。ビックリ!っていう新鮮な元気もなくなってきましたけども。…ま、だから「小ビックリ」ですけどね。
小ビックリふたつありました。ひとつはですね、歌舞伎町歩いてた時に、千葉県警に捕まると…この番組でも何度か申し上げたことがあると思うんですが、千葉県警に捕まった時だけ着れる…っていうと言葉悪いですけど、千葉県警謹製のウインドブレーカーありますよね、あのウインドブレーカー見ると「あ、千葉県警!」ってわかるっていう、あのウインドブレーカーをですね、悪いヤツがいるもんですねえ…手製でしょうね、あれ着て歩いてる人がいました(笑)。これは小ビックリその1ですね。そして…(笑)…いやホントに。「え?」と思って。あの…何人かいますよね、あれをちょっとカッコいいっていう…あの〜…まあ、ある意味致し方ないんですけど、よろしくない勢力がいて、とうとう作っちゃったヤツがいた、というね。
あとですね。あの…AKBさんですね、AKB48さん…ま、ワタシAKB48さんが、つい一昨々日までチームA、B、C、D、E、F、G…って、全部暫時Xまであると信じていたぐらいのオンチではありますが。なんか、これまた新宿歩いておりましたら、あの方々のPVが流れておりまして。
「おお、なんかこれ…カッコよくない?…なんかちょっとジョセフ・カーン作ったPVみたいだね。」と思ったら、ほんとにジョセフ・カーンだった(笑)というのが小ビックリですね。まあ、ジョセフ・カーンはやっぱりPV監督の中でも、ワタシの中では絶対外せない…まあ、MTVというものが出来て幾星霜、ワタシMTVというのがこの世に出来た時からもうすでに音楽ファンでしたから、MTV創成期を見た世代のひとりですけども。ま、今まで見てきた中のPVマスタービース1本選べと言われたら、これはもう2位を…なんていうんですかね…見えない彼方に吹き飛ばして、ブリトニー・スピアーズの「Toxic」ですからね。これの監督がジョセフ・カーンで、ジョセフ・カーンっぽくない?と思って…ま、ジョセフ・カーンは多作家ですけどね、AKBさんがジョセフ・カーンとお仕事されてたなんて全然、つゆ知らずね…驚きました。はい。



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