【MAGAZINE】 「Invitation 8月号」

へー、「ぴあ」こんな雑誌が出ていたんだ〜と思いながら初めて手にしてみた雑誌「インビテーション」。「いま、いちばん面白いテレビって、何?」という特集のタイトルが載った表紙は松嶋尚美鶴瓶!さすが、分かってらっしゃる。
オフィシャルサイトに情報が載っていたので、これは買わねば!と思っていたきらきらアフロ」大特集号。もちろん二人のインタビューもあり、「面白い理由5つのポイント」という解説記事もあり、笑福亭鶴瓶ヒストリーと題した年表まで載っていて盛りだくさん。個人的には前々から「きらきらアフロ」の大ファンで盛り上がってはいたけれど、メジャーの雑誌でここまで特集を組まれることって異例の大抜擢ではなかろうか・・・だってゴールデンでもなんでもなく、関西テレビの深夜放送よ!?。
先日の25時間テレビでも相変わらずのアナーキーさ健在を大いにアピールした鶴瓶師匠だが、この特集で「きらきら」を取り上げると共に、松嶋尚美の面白さにいち早く気付き、ほかにも桂ざこばと二人の番組を作ったり、ラジオで新野新をひっぱり出してくるなど、次々にオモロい人を発掘してくる「プロデューサー」としての一面にも注目されている。糸井重里の「欽ちゃん以後の偉大なテレビ人」という分析にはちょっと異論もあるけれども(素人をいじって新鮮味を出し、演出上の一要素として「素」の面白さを取り入れる欽ちゃんのような確信があるというよりも、鶴瓶師匠はハプニングの渦中に自らが飛び込んで行くのが楽しくて仕方がないといった感じがする)、落語界には収まりきらない鶴瓶の器のデカさを世間が再認識しているのは確かだと思う。
この雑誌、テレビ特集の他の記事もなかなか面白かったし(日テレ・土屋プロデューサーのインタビューも良かった)、その他にも興味を惹く内容の記事が多かった。紙面も読みやすいし、広告も多すぎず、総合誌としてかなりの充実度だと思う。
今回たまたま買って読んでみたが、特集内容によってはまた手にしてみたい、これからも楽しみな月刊誌だ。

ちなみに日頃から、「テレビ界における勝俣州和・最強説」を唱えていて、あまり賛同を得られないでいるワタシですが、この号のテレビ特集の中で「究極の2番手」と勝俣を評価して、いとうせいこうとのインタビュー記事まで掲載されていたのが、個人的に嬉しかった!なぜ勝俣が最強かとゆーと、説明すると長くなるが、一番大きな理由は「天敵がいないから」。萩本欽一をはじめ、和田アキコ、ダウンタウンウンナンとんねるずタモリなどなど・・・あのくせ者揃いの芸能界において大御所すべてと絡めるのは関根勤と勝俣くらいぢゃないだろうか。実は凄いと言わざるをえない。