ボルダリングのワールドカップ。

フリークライミングにそれほど興味もなかったのだが、いちおうワールドカップというからには世界のトップレベルの選手が集まるのであろうと思って観に行くことにした、ボルダリングのワールドカップ2009KAZO大会。
こんなことでもなければ、埼玉県加須市に足を運ぶことなど、おそらく一生無かっただろうねえ。

会場の市民体育館は普通の体育館だったが、みなれぬ壁が設営されライティングもされている。席はパイプ椅子が並べてあるだけだが、意外に観客数は多く、ほとんど埋まっている。前の方に陣取れば、登る選手を間近に見れるし、臨場感があっていい感じだ。
我々は最後尾のベンチ椅子になんとか席を確保して遠目に観戦したわけだが、それでも難易度の高い課題の壁面に次々とよじ登って行く選手の技術と体力の超人的レベルに感嘆し、初めて目の当たりにして見方もよくわかっていないマイナースポーツながら、大いに盛り上がった。
大会自体がまだよくオーガナイズされておらず、MCの不勉強ぶりが目立ったりして、改善の余地がまだまだあるイベントではあったが、「これもっとアピールしたら絶対今以上に観客は増えるし、盛り上がる大会になるよ!」と思ったものだ。
道具もいらないし、体ひとつで出来るスポーツで、頂上までのルートを探るなどゲーム性も高いので、競技人口も増えるはず。げんに体力にはまったく自身のないワタシも、クライミングジムに行って、ちょっと教わってやってみたいなあと思ったぐらいである。