「誰でも作れる電子書籍」

誰でも作れる電子書籍 今すぐできる制作から販売まで

誰でも作れる電子書籍 今すぐできる制作から販売まで

Twitter電子書籍がらみのつぶやきを辿っていったら、この本が紹介されていた。期間限定でPDF版が630円と買いやすかったので購入、ダウンロードしてみた。
http://bit.ly/a81IZY
PDFでも紙の本をスキャンしただけの物とは違って、データも軽い。iPhoneに転送してみたが、さくさくページもめくれて読む事ができた。
著者の米光一成氏は雑誌の文芸評論のコーナーなどでその名を見かけることが多かったので、評論家だとばかり思っていたが、有名なゲームデザイナーなのだとか。
氏が中心になって活動している電書部の活動を通じて、電子書籍の作成からインディペンデントで流通まで手がけた経緯を語った本。
これがSkypeのチャットやUstreamで語ったことをテキストに起こして短期間でパッケージするというやり方もまた電子書籍ならではという感じ。
中でも「書籍」ではなく「電書」と呼びたいと米光氏は主張しているところはなるほどと感心。ページ数や体裁や価格にこだわらず、もっと自由な形でのメディアとしての電子書籍のあり方を提案している。
あえてアナログな対面販売を行うイベントとしての「電子書籍フリマ」にも興味がわき、次回開催されたらぜひ足を運びたいと思った。
電子書籍に関連するブックガイドも掲載されていて、充実の内容。いろいろ参考になったなあ。