「JACKALS」

JACKALS 7 (ヤングガンガンコミックス)

JACKALS 7 (ヤングガンガンコミックス)

ヤングガンガンに連載されていた「JACKALS」は、原作が村田真哉、作画がキム・ビョンジンという韓国の作家の異色の組み合わせによるアクションコミック。
ジャッカルと呼ばれる殺し屋たちと、彼等を利用するマフィア同士の抗争の話で、かなりバイオレンス色が強いが、いろんな技や武器を駆使するキャラクターが多数登場して、少年マンガっぽさもある。「BLEACH」プラス「鋼の錬金術師」といった感じかな。絵柄はファイナルファンタジーとかゲームの設定画集の絵みたいだけど。
ふたつの組織が殺し合うという単純なストーリーだが、裏切りに次ぐ裏切りの連続に、誰が敵で味方なのかわからなくなる複雑さによって、飽きさせずに読ませる。
「完」も「END」の表示もなく、7巻であっさり終わってしまうので、少し拍子抜けもするが、最近のやたら引っ張るマンガよりは、このくらいで終わるほうがむしろいいかな。