「O.S.T.『ワンダーランド駅で』」

ワンダーランド駅で ― オリジナルサウンドトラック

ワンダーランド駅で ― オリジナルサウンドトラック

CDをめっきり買わなくなった。
それでもたま〜に掘り出し物があるかと思って、神保町のディスクユニオンにはちょいちょい行く。
でも新入荷の棚にほとんど変化が見られないと、「あー、やっぱ全然回ってないじゃん」と思ってがっかりする。
菊地成孔にハマった影響で、最近は地下のジャズ館の方を熱心に物色するようになった。
奥に映画のDVDを扱う棚もあるのだが、なるべく盤を所持しないようにしているので、よっぽど安い価格が付いていないとなかなか買いにくい。
そんなDVDコーナーの下段の片隅に、サウンドトラック盤のCDコーナーがちょろっとあるのに気がついた。
今まではほとんどスルーしていたが、「サントラ盤100円コーナー」という仕切りを発見。
100円とはこれまた安い。
…たいがいはよくわからないB級映画のサントラか、もしくはその当時流行るだけ流行って、今更買うまでもない映画のサントラだったりするのだが、その中にあったのがこの「NEXT STOP ,WONDERLAND」のサントラCD。
作品名も聞いたことないし、B級ラブストーリーっぽいので、本来ならスルーのはずなのだが、たまたまジャケット裏の収録曲を目で追ったら、これが意外にも全編ボサノヴァのサントラ。
ベベウ・ジルベルトやヴィニシウス・カントゥアリアの曲を中心に、「 マシュ・ケ・ナダ」「ヂサフィナード」といったスタンダードナンバーも収録されている。
…これ普通にボサノヴァのコンピアルバムとして、よくまとまってるじゃん。
100円なら全然アリっしょ、ということで買ってきた。
しかし、このサントラをきっかけに、本編の映画の方も観てみるか……という気にはまだならない。