「ローラさんの話。」

今週もフリースタイルの「粋な夜電波」。放送当日のオンエア時間にはSIMI LABとレコーディングの真っ最中ということで、多忙の合間を縫って収録した第44回。
ローラとローラ・チャンの話は、久々のWBO話(悪くてバカで面白い)のヒットでしたので、文字起こししてみました。
菊地さん自らが話ながら吹いてしまうようなノリの時の話は、聞くと爆笑なんですが、文字に起こすとなるとなかなか難しいですね。面白さがうまく伝わらないかもしれません。おそらくPodcastになると思うので、ぜひその場面を想像しながらどうぞ。

LUV MIX2 Celebrity presents

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(歌舞伎町がホームの菊地さんは渋谷にアウェー感があるという話から、聞こえてきたJKの会話に頭クラクラしたという話の流れ…)
…河岸変えよう、もうここにいたらオカシくなるから、新宿帰ろ帰ろっつって。で、新宿行ったんすね。
たけやさんっていうお蕎麦屋さんがあって(「竹むら」のこと?)、歌舞伎町の真ん中なんですけど。このお蕎麦屋さん、ま、日曜時代にも紹介したことあるかもしれませんが、え〜、ランチタイムが1時から。当たり前じゃねえかと思うかもしれませんけど、深夜の1時からなんで(笑)。深夜の1時から混み出すっていう…お蕎麦屋さんがあるんですね。ここは、まあ…どこまで言っていいやらねえ…、外…日本国籍じゃない女性と、初老の紳士がお蕎麦を食べに来て、ほとんど80%以上、女性のほうが男性の紳士のほうを、口汚く罵っているというのを(笑)見られる蕎麦屋として有名なんですね。で、ワタシもずっとそこで見てる…んですが、ま、これはねえ…しょうがない…ですよね。
最近、「男子は草食系」とか言うじゃないですか。でね、ほんとにそんな奴いるわけねえよ…とかなんとかっていう議論を巻き起こして、それにも疲れてしまって幾星霜って感じですけど。まあ、男子の草食系の話は置いといて、じゃあ、女子は肉食系かって話なんですけど、ワタシの考えでは女子は、確かに肉食系もいます。いますが、厳密に言うと女子は「肉食系」と「魚食系」に分かれてですね、肉食系は店がはねた後焼肉店に行く人、魚食系は店がはねた後寿司屋に行く人、なんですね。で、蕎麦食系女子ってのはいないんですよ(笑)。あの〜、そういう分類がないの。女子の中の種目に。なので、寿司屋か肉屋にしか連れて行けないのに、蕎麦屋に連れて行ってる段階でイライラされてもしょうがないなってことは…まあ、しょうがないこれはほんとに。ちょっとした知恵不足ですね。…なんですけど、「ちょっと蕎麦でも…」って行っちゃう初老の紳士がいっぱいいて(笑)、ほんで…そこに行って、案の定食べるもんないから、寿司と焼肉以外食べませんからね。ええ。なんで、こんな蒟蒻の…美味しいんですけどね(笑)…蒟蒻をピリ辛で煮たやつだとか(笑)、フキの天ぷらだとか蕎麦だとか並べられても、食えねえってんで女子が全員イライラしてんですよ。
そん時に、ある…なんていうか、そこに行きゃあ(WBO話が)ウハウハの取れ放題なんですけど…、その日入ってすぐ、聞こえてきたのが…。

【男】「ローラ・チャンって…」…出ました!【男】「ローラ・チャンっているよね?」(笑)っていう話になって。
【男】「ローラ・チャンってかわいいよね、ほっぺたこうやってやる子…」って男が、まあ下衆い感じで、あの…話合わせられるぞみたいな感じで、もうその…いかにもローラさん好きそうな感じの女性だったんですね。で、男はおっさんで、多分ワタシと同年輩、年相応に老けた方だと思うんですけど、【男】「ローラ・チャンってかわいいよね、ほっぺたこんなしちゃって」っつったら、【女】「ローラ・チャンじゃねえし!」って言われてんですよ…(笑)。…もう機嫌悪いの(笑)。
【女】「あれは単にローラ!」【男】「…ああ、そうか。ローラ・チャンって何だっけ?」…シーン…(笑)てしてんですよ。つまんなそうに蒟蒻口に入れたりして。
…機嫌悪いぞって思って、頑張れ頑張れおっさん!…て思ったんですね。…で、【男】「あっ!分かった分かった、ローラ・チャンってあれだよね…。女優さんだ、女優さんのほうだ。えと…中国…の人かな?」とか言ったら、【女】「知ってんだったら最初からそう言えばいいし…」。

…ものすごい悪いヴァイブスが出てて(笑)、だんだんこっちもイライラしてきてね。
【男】「あ、そうだよね、そうだったそうだった。間違えちゃった。間違えやすいじゃんねえ?」とか。【女】「間違えやすくねえし全然…」。
…もうやべえこれは(笑)。ヤバいヤバいと思って。ま、いつも見てる光景とはいえね、頑張れ頑張れと…。
【男】「ええ〜でも…、あ、わかった、オレが言いたかったのは、あのローラのほうだ。ローラってさあ…」とか言って。【男】「…ローラって外人?」(笑)…もう絶対言っちゃいけないような話して、それでもう相手の女がキレてんですよね、もうね。何にも言わなくなっちゃって。…もう、だんだんね、なんていうんですか…「ブン殴れブン殴れ!」っていう(笑)…。自分がなんかサンプラーみたいにして「ブン殴っちゃえ!ブン殴っちゃえ!ブンブン、ブン殴っちゃえ!」みたいなって(笑)。早くブン殴れ…みたいになって。
そいで【男】「いや〜…」なんか一所懸命気を取り直してね、ぶん殴らずに話繋ごうとしてんですよ。【男】「…あれって…、あの子って何?ファッション・リーダーっていうのかな?…なんかこう…オシャレだよね」とかって、一所懸命同意を求めようとするんだけど、【女】「別に…」(笑)。
…ローラさんみたいな格好してんですけど、もう機嫌悪くなっちゃってんですよ。ほいで…もう一所懸命いろんなことを言おうとしてんですけど、何言ってもものすごい機嫌悪いんで、ぶん殴っちゃえ!と思ってたんですけど、まあ埒があかないんですよね。
で、そのままずーっと、ワタシもまあ…友達の方が今度は「ここ何だよ?」とか言い出して(笑)「変な店…」とか言い出して、いや変じゃない、ここはこういう人が集まるとこだからねえ…とか言っちゃって。今度は向こうがアウェーになっちゃって。
そいでこう…座ってたんですよね。そいでこう…酒を飲んでたと。で、こっちもなんか筍かなんかで一杯やってたわけですね。
そしたら…結局、オチとしては…特にないんですけども(笑)。おっさんのほうが、とうとう最後まで、あの…ローラをローラ・チャンって言い続けてたんで、ま、終いには女のほうに「ブン殴れブン殴れ!」っていう気持ちが移ってしまったことよのう…っていう話を、さっきのメールで、思い出したんだっていうことなんですよね(笑)。最後のところにローラさんが出てくるだけの話なんですけど。
はい。え〜、13分かかりましたね(笑)。だいたいわかりましたこれで、今後の…。頭の中のメモリがこんぐらいだと、実時間にすると13分だなというのがわかったところで、お待ちかね、交通情報です。
(交通情報、CMを挿んで)
…ああ、思い出しました。さっきねえ…。あれ?何だっけなあ…さっきの話の…。まだその話を引っ張んのかって話ですけど、ローラさんの話のオチを、オチっていうかヤマは。あれ、こんなもんだったよねえ…と思って時計を見たら13分経ったんで切り上げちゃったんですけど。
ありました!続きが。…なんで思い出せなかったかっていうと、ディスりギリギリになるので、心がきっと注意報を出したんでしょうね。
これねえ、ディスりじゃないですよ。ワタシが考えたんじゃなくて、そのほんとの会話をそのまま…レポートしますからね。レポートおっかないすよね。テレビの字幕なんか最近、喋ってる声と全然違う語尾で字幕が出て平然とそのまま流してるじゃないですか!…あれ恐ろしいですよね。あれどんどんどんどん発達したら、「大好きです」っつってる人のセリフの下に「死ねこのやろう!」って字幕が出て(笑)、通るんじゃないかっていう日がくんじゃねえかなって気がするほどなんですが…。ま、それはともかくとしてね。え〜、だからなるべく情報を伝える方は、自分なりに語尾をいじったりなんかして伝えるのはやめていただきたいっていう…社会的なメッセージも込めながら、自分も…心がけていこうと思いますけど。
【男】「あの子素敵だね」って話したら、【女】「全然素敵じゃねえし!」っつったんですよ。で、【男】「え?だってかわいい…かわいくない?かわいいじゃん」って言ったら、【女】「別に大してかわいくない。あのくらいの、いくらだっているし…」。
…もう機嫌悪いからですよ。あの…女の子のほうは、ローラさん好きだと思うんですよ。なんか似た感じだったから、移入してるはずなんですけど。なんかまあ…蕎麦食わされてるから、機嫌悪くなっちゃってんですよね。
それで…【男】「あ、え?じゃあなんなの?…人気あんじゃないの?」って男のほうもさすがにね、あんまり機嫌悪いんでイラッときたんでしょうね。【男】「人気あんじゃないの?」っつったら、【女】「別に…」とか言って。
【男】「…いやだって、すごいテレビとか出てんじゃん!」とかいって、だんだんムキになってきて、【男】「オレ、かわいいと思うよ!」とか言って。【男】「そいでなんかすごい頭もいいと思うし…」。【女】「いや全然そんなことない。ただあれは、もともとああいう顔立ちしてるところにもってきて、こうやってちょっとキャラとかがあって…それを面白がられてるだけ!」つったんすよね。
…で、「ブン殴れブン殴れ!ブンブンブン殴れ!」ってなって(笑)。速攻ブン殴れ!と思ったら、男のほうが何って答えたかっていうと、【男】「ああ〜、そうか!…山瀬まみみたいな感じ?」って言ったんですよ(爆笑)。

…いきなり齢でちゃって。がんばってこう…ローラさんで引っ張ってね、オレの彼女は年が若いから、話合わせなきゃいけねえって思ってた中年男の手がズルッって突然外しちゃって、「ああ〜、山瀬まみみたい…」って(笑)今度もうひっくり返っちゃってオレが。女のほうに「ブン殴れブン殴れ!ブンブンブン殴れ!」っていうふうに思ったっていうのが、まあ、ヤマだったんですけど。
なんかさっき急激に記憶を失ってですね、「ああ、いけね。先にいかなきゃ…」って思ってしまったんですね。これは「最後まで言うとヤバイのかな?」っていう警報によるもんだと思いましたけど、結局言ってしまいましたからね。

SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA

SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA

ちなみに今回の放送終了後から予約開始された、キラースメルスの「TARADO 1&2」のCD。菊地さんは予想売り上げ枚数30枚なんておっしゃってましたが、サーバーが一時ダウンするほどのアクセスがあったそうですね。
…もちろんワタシ(ぢゃぽん)も予約しました!…菱田さんのシャウトにマジでノックアウトされたクチなので。
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