「苦行は続く。」

ひと月ぶりに海へ。
朝から雨降りで、家を出る時には雪も混じっていた。
億劫だったが、昼には雨も止むという予報だったから、天気の回復を信じつつ、千葉北へ向かう。
サイズは小さいが、うねりは入ってきてるし、オフショアが強いのでフェイスの張った波があるのではないかと期待もしていたが…。
…風が強過ぎる。
風をかわせそうなポイントもチェックしてみたが、そういうところだと逆に波が無さ過ぎた。犬吠崎近辺の崖下のポイントなんてところも初めて行ってみたが、そこで入るのはちょっと無理そうだった。
雨の降る中、「どうせ濡れるから」と着替えて強行してみたが、予想をはるかに超えて風が強く、ボードが吹っ飛ばされた。
海に入ってからも、沖に流されやすいし、テイクオフの途中でボードが風にあおられて、なかなか難しかった。
雨の中に雹も混じって、顔に粒が当たるし、日も射さないし沖はモヤってて波もよく見えない。
いろいろ悪戦苦闘したが、一日寒さに耐えたにもかかわらず、またもほとんど乗れなかった。
…この冬はひと月に一回海に行ければいいほうになってしまっていて、どんどん乗れなくなってきているような気がする。
テイクオフすらままならないと、ほとんど楽しめないし、寒さと悪条件に翻弄されて一日が終わると、まさに苦行。
…早く夏にならないかなあ。

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