「やはり選曲が肝ですね。」

今週の「粋な夜電波」第54回は通常営業。
途中で地震も起こり、ひやっとしましたが、マイペースで番組を進行された菊地先生。
今回オンエアされた曲はどれもむちゃくちゃカッコよくて、気に入りました。
トークももちろん毎回楽しみですが、やはり今まで自分がまったく知らなかった音楽を紹介してもらえるのが、この番組の大きな魅力のひとつですね。
菊地さんがプレイしなかったら、一生聴くことはなかったであろう音楽ばかりですもん。世の中自分が知らないだけで、まだまだこんなに素晴らしい音楽がたくさんあるんだということを知ることで、人生がちょっと豊かになったような気がします。
…中でもClub des Belugasの曲にはしびれましたので、その曲を紹介した前後を文字起こししてみました。

Zoo Zizaro

え〜…まあ、WBOのWは「悪い」って意味もありますけど、やっぱ「Wild」でしょうからね。
え〜…ワイルドな、恋の歌でも聴いて、ちょっとこう…さっきのね、「ヨネスケ、股間すげえからさ…。」ってゆう、この名フレーズを頭の中でリプレイしながら聴いてください。
え〜、Club des Belugas …、え〜これ英語…輸入盤だと何て言われてるのかな…、クラブ・デス・ベルーガかな？…クリューブ・デ・バルガスですよね。
このグループ、ワタシ結構好きなんですけれども、…こんなメッセージが届いてますね。
え〜…ラジオネーム、なし。
「菊地さん、今日22日の日曜午後7時、楽しみの時間が。先週メールした65歳の老人。会話が楽しい。ゆっくり拝聴します。たまにはサックス聴かせて下さい。」っていうね。…最後の部分がすごいですけどね。
で、まあ、このメールに導かれてというわけじゃないんですけど、今日ワタシね、あの…サキソフォンって、ま、商売道具ですけれども、使ってるうちにやっぱりこう…なんて言うんですか、人間と同じでこう…体幹がずれてくるんで、鳴りが悪くなってくるんで、整体に行くのと同じで、何ヶ月間にいっぺん管楽器屋さんに出して、整えてもらうんですね。これ、リペアというんですけども。バランス調整っていうんですけどね。
で、バランス調整して、今日楽器屋から出して来たんで、持って来ようと思ったんですよ。
…で、持って来て、今から聴く、Club des Belugasの「Wild is my life」って…すごいいいタイトルでしょ。「Wild is my…」え〜…ライフじゃない、間違えた（笑）。…すごいいいタイトルでしょ？っていいながら間違えてますけどね、「Wild is my love」っていう曲、ですね。
で、Club des Belugasは、空間の多いトラックなので、それに合わせて、今日ちょうど楽器がね、整体屋さんから帰ってくるんで、ちょっとここでブゥ〜っと吹いちゃおうかな…っていう予定でいたんですよね。
そいで、楽器屋に取りに行こうかってんで、あの…マネージャーと車で向かったんですけど、今日ね…多分ニュースになってないと思うんですけど、ああいうのはニュースにならないと思うんですが…、もう大変。職安通りが、あんなにワタシ…警備隊員と装甲車、それから…右のね、右っ側にいる…右側に気をつけろっていいますけど、右側にいる人達の、こう…お車がですね、大量にひとつの通りを占拠したのは、歌舞伎町に住んでもう、そろそろ9年目ですけど、初めてですね。最高潮でした。
今日ほら、日曜なんで、あの…チャン・グンソクさんの写真買いたい、お母さんや娘さんがウワ〜ッと…その間に、なんてんですか、もう50％50％のね、ソバ殻50、小豆50みたいな感じで、半分が機動隊員、半分がチャン・グンソクの写真買うお母さん…っていう状態でごった返してて、車がもうまったく動かない。でもうこりゃ、やめたっつって、諦めて、来週やろうということになってですね（笑）。サックス持ってくんの、やめちゃいました。
え〜、ので、まあ、こう…気持ちだけ吹いてお届けしようと思います。「Wild Is My Love」。
（曲）

え〜、先日のロンドン・コレクションのバーバリープローサム、クリストファー・ベイリーですね。…のショーでですね、フロントローに少女時代のティファニー、ユナ、ソヒョンが座っており、そこに対岸にいたウィル・アイ・アムがわざわざ歩み寄り、握手したそうです。それを世界中のファッション・ジャーナリズムが打電しております。
ワタシが５年前にパリ・コレに直接取材に行った時、当時、全米で１位になってたカニエ・ウエストはですね、「誰？こいつ…この黒人。」っていう扱いだったにもかかわらず、ですね。時代変わりましたね。
え〜、Club des Belugas、「Wild is my love」for You…心も荒もうってもんですね。…では、コマーシャルです。

シーズン２から生放送になり、天気予報を読む菊地さん、交通ウグイスと絡む菊地さんも楽しいと思っていたのですが、個人的にはその時間を１曲でも多く流す方に使っていただきたいと希望しています。…やっぱり、収録の方がいいんじゃないかなあ（笑）。

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