「ダークナイト・ライジング」
アメリカでの悲劇的な事件のことで多少観に行くのが躊躇されたが、「ダークナイト・ライジング」をレイトショーで観に行った。
どうせ観るなら…と、今回IMAX 2D初体験。
とにかくデカいスクリーンとデカい音。やはり迫力はすごくて、こういう映画を観るには最高の環境かも。
特に「バットマン」シリーズの熱心なファンというわけでもないのだが、前作「ダークナイト」と前々作「バットマン・ビギンズ」はDVDで観ていたし、三部作の完結編ということなので、ぜひ観に行きたいと公開を楽しみにしていた。
ただTwitter等で漏れ聞こえるところだと、作品としての評判はあまりよろしくないらしいし、前作が絶賛されているのも故くなったヒース・レジャーのジョーカー役の強烈な存在感によるところが大きく、作品としての完成度には不満を持つ人が多いということも知っていて、それに多少同意するところもあるので、観る前にあまりハードルを上げ過ぎないように…とも思っていた。
とはいえ、観始めるとあまり細かいところまでは気にならなかった。3時間弱の長い映画ではあったが、アクションシーンが多く、退屈するようなことはなかった。それにはIMAXによる迫力3割増なところも大きく影響していたと思う。
もともとコミックの映画化だからと甘く見ているところがあるのかもしれないが、ストーリーの綻び的な部分は、多少目をつぶってもいいかなとも思う。
ただやっぱり決定的なカタルシスには欠ける。せっかく迫力あるシーンがたくさん撮れているのにもったいないという気もする。
観終わった後に、町山智浩氏の「アメリカ映画特電」のポッドキャスト、「もう観た人のための『ダークナイト・ライジング』」を聴いたら、指摘されている箇所にいちいち納得。
あげ足を取ってどうこういうような見方をする作品ではないとは思うが、いまいちすっきりしないという思いが、解説を聞くことで多少晴れたところはある。
ネタバレは避けるが、最後のどんでん返し?のようなシーンは、いまだに自分は「きっとあれは執事が見た幻のようなもので、現実とはとらえない方がいいのでは?」と思っているのだが…やっぱ違うのかな。
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