「ビュロー菊地チャンネル、本格始動。」

以前から菊地先生が「メルマガを始めます」と言われていたので楽しみにしていたのですが、まさかこういう形になるとは思ってませんでした。
ニコニコ動画での「ビュロー菊地チャンネル」開設。
単なるメールマガジンではなくて、動画の配信も含めたブロマガというサービス。
自分は今までニコニコ動画のサービスをほとんど利用していなくて、ボカロのPVやアニメのMADがたくさんUPされてて、そういうのに興味がないとあんまり観ることはないのかなと思っていたので、無料会員に登録したままだった。
しかし先日の「ビュロー菊地チャンネル開設記念生放送」が観たくて、しかしリアルタイムでは観れないから、翌日のタイムシフト再生のために有料会員にも登録した。
開設記念生放送の中で、このブロマガの内容を説明されていたが、これがまた驚くほど充実の内容。
まず、動画が週に1回/30分の「ビュロー菊地ポップアナリーゼ中継
テキストは週間日記「菊地成孔の一週間」(文字数フィクスせず/月4回)、映画評「TSUTAYAをやっつけろ」(毎回3〜40000/月2回)、グルメエッセイ(毎回4〜6000/月2回)の3種盛り。
あいかわらずの過剰なまでのサービス精神(笑)。この内容で月額840円。…紹介動画を観ながら、その場で加入しました。
そしていよいよ第一回目のコンテンツが出そろい、さっそくポップアナリーゼの「少女時代/GENIE 1」を観ました。
「GENIE」についてはラジオ「粋な夜電波」の少女時代特集の中でも開設されていましたし、そこからのスピンオフイベントの音声ファイルも配信されているのですが、やはりモードを使ったポップミュージックの例として一番わかりやすいので、再度ここを入り口にアナリーゼをスタートされるのだと思います。
第一回目ではまだ本格的な楽曲分析に入っていませんでしたが(笑)、田中教順さんと三輪裕也さんという二人のアシスタントを加えて、その会話を聞いているだけでもかなり面白い。
同じ内容のことでも何度聞いても面白いのが「先生」たるところでもありますし。
特にこのアナリーゼの動画配信は、まもなく映画美学校での初等科のカリキュラムを終える自分にとっては、非常にありがたいコンテンツです。
来年以降、映画美学校の経営母体が替わり、カリキュラムが一新されるので、初等科の続きで高等科という形にはならなそうなので。実際授業の続きをこれからは動画でやっていただけるようなもの。(代ゼミの在宅授業のようなもの?)
そう考えると、第一回目が雑談で終わったのも、初等科の終了に日程を合わせてくださってるのでは?…と思ってしまうほどのタイミングの良さ(笑)。
テキストもガッツリ読み応えがありますし、今後の配信が楽しみです!

ユングのサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本

ユングのサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本