「ロイホはサヴォイ・ボールルーム。」

第81回の放送は、特集なしのフリースタイルだった「粋な夜電波」。
リラックスしてハガキの質問に答え、選曲も思いつきのこういう回のほうが実は評判が良いという声も聞きます。
菊地先生のラジオパーソナリティーとしての地肩の強さを感じますねえ。
久しぶりにロイヤルホストについて語った部分を文字起こししてみました。

クールの誕生

クールの誕生

ロイホネタもねえ…今週はほんとに…さみしい限りですよ。
そろそろ新宿在住の方…ま、この番組、新宿在住の方で結構聴いてる方いらっしゃるんで、いろんな店行くと「ラジオ聴いてますよ!」って言われるんで困っちゃうんですけど(笑)。
あの…ロイヤルホストなんてねえ…正直言ってもう「サヴォイ・ボールルーム」ですよ。あの…全然荒れてないんですよね。その中から…ま、サヴォイ・ボールルームにいる……サヴォイ・ボールルームってわかりますか? あの戦前…ま、今またね、復活したりしてますけど、ニューヨーク屈指のダンスホールですけども。もう一番高級な、一番オシャレで一番お金持ちが遊びに行く…とはいえ、結構ワイルドな方も遊びに行けるという、サヴォイ・ボールルームですよね。まあ…あれですよね、ロイヤルホストってのは。
その中に、まあ…ちょっと遊び人やちょっと面白い人がいるっていうのを報告してるだけで、実際のところですね、ほんっとにヤバイのは、ほんとの野戦…なんっつったらいいんですか? …地獄っていうんですかね(笑)。…野戦キャンプ!…これはですね、靖国通り沿いのサイゼリヤです(笑)。
靖国通り沿いのサイゼリヤの、夜中の3時から、閉店があれ今5時かな?…までの間に行ったことがある方、あそこで時間潰して始発を待ったという経験がある方にとっては、「ロイホ〜?ふざけんじゃないよ!」っていうことだと思うんですよね。
もう…そこに転がってるのは、なんつったら……まあ、入ると硝煙?っていうんですか?(笑)…戦いの…火薬の着弾した匂いですね、あれが立ち込めてますからね!…靖国通りサイゼリヤは…3時から。
そんでもうバタバタと人が倒れてね、場合によっては床に倒れてますからね。
宗教の勧誘、それからキャバクラなどの反省会、とにかくあらゆる10人くらいの集団で、ひとりがみんなに説教しているというテーブルがそこかしこにあってですね、あとはとにかく倒れてます。こういうふうに突っ伏してますね。
ちゃんと姿勢をシャンとして食事をされている方はほとんどいないっていうね。あれを経験した方がロイホに行ったら、まあほんとにサヴォイ・ボールルームだなと思うと思うんですけどね。
ワタシもさすがに…あんまり使いませんけど、靖国通りのサイゼは。心が荒れてる時ね、戦場が見たい…そんな気分ですよね(笑)。そこを写真に撮影したい…そういうこう…ひとつの荒ぶるともいえるし、清らかともいえる高潔な魂になった時には、「じゃあ今日はサイゼ使おうか!」っていう時もありますけどね。やっぱりちょっとびびってしまいますよね。
あの…ロイホ東新宿店っていうのは、そういう意味ではとてもラグジュアリーでゴージャスな、でリュクスな環境なんだということを、お分かりいただきたいですよね。
はい、なにせロイホのメニューですけどね。なんだかんだ言いながら、まだロイホのメニューチェックしてるんですけども。さっそく皆さんこれ聴いて…「菊地の話聞いてると、ロイホ行きたくなっちゃうよ。」なんて方からも、だいぶ嬉しいお声を頂戴してますけども。
まず向かっていただいて、グランドメニューの1ページ目見てくださいね。40周年のアニバーサリーメニューって書いてあるんですよ。
まあ、いいですよね、40周年アニバーサリー…めでたいですよ。だって一番古いんじゃないですか。もう40年やってるってのはね。
ただですね、今年2012年ですよね。で、40周年アニバーサリーメニューの左上には、当然2012って書いてあります。今年のメニューですからね。…なんですけど、「40周年アニバーサリーメニュー since 1971」ですから。あの…41年目なんです、今年(笑)。40周年、去年だったんですよね。
で、そこに「おいしさ年輪、これからも」っていう、ロイホ節としかいえないコピーが書いてあるんですが、71年からですから、実は40周年アニバーサリーは終わってるんですよ。…でもまだ続いてるんです。同じ写真で、同じ広告コピーで。
ま、要するにこれは、別に40周年を祝うってことが、その年だけじゃなくてもいいんじゃないの?…ていうロイホからのアピールだと思うんですよね。「何年祝ったっていいんじゃないの? 40周年は。」っていう。だってこんなにめでたいんだから…っていう形で、おそらくワタシの予想では、来年もロイホは40周年アニバーサリーイヤーだと思うんですよ。…3年目ですよね。
え〜…何年間ロイホが40周年のアニバーサリーを祝うか、この目でしっかりと確かめて、ご報告する義務があると思っています。

Savoy (Doggett-Millinder)

Savoy (Doggett-Millinder)