「『Switch』のラジオ特集。」


(文中敬称略)
雑誌『Switch』の1月号が、ラジオ特集だと知って、久々に買ってみるかと思っていたのだが、数件の書店で探してみるも、どこも品切れ。
菊地成孔の粋な夜電波」にも取材が入ったというし、「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の特集もあるということで、自分はそこが読みたいだけなんだが、表紙が福山雅治だということで売れているようだ。
有隣堂でようやく見つけて買えたのだが、「夜電波」については2ページのみで、ちょっとがっかり。

まあ、それでもタマフルの特集ページはスタッフの座談会が収録されていたりとして、面白く読めた。
福山雅治のラジオは聞いたことはないのだが、小島慶子との対談は興味深かった。
今、テレビに面白い番組がほとんどない中で、ラジオがメディアとしての影響力を取り戻しつつあるようだが、こうして特集を組めば、売り上げ衰退の一途を辿る紙媒体の雑誌が売り切れるようになるわけだから、その重要度はより増していくと思う。
実はツイッターなどとの連動性など、ネットメディアとの相性がいいのもテレビよりもラジオだったわけで、今更ながらホリエモンも「ネットと既存メディアとの融合」を掲げたなら、いきなりフジテレビを乗っ取ろうとするのではなくて、ニッポン放送株を取得した段階で、まずはラジオを利用してポータルサイトの価値を上げるところから始めていれば、もっと違った結果になっていたのではないかと思ったりもして。

SWITCH Vol.31 No.1 ◆ ラジオピープル ◆ 福山雅治

SWITCH Vol.31 No.1 ◆ ラジオピープル ◆ 福山雅治