「モダンポリリズムクラス。」

前回、応募者多数のために受講できなかった、菊地成孔先生の私塾「ペンギン音楽大学=通称:ペン大」の「モダンポリリズム」の短期講座。
前回応募者の優先予約で、今回の講座を受講できることになった。
DCPRGやペペ・トルメント・アスカラールなど、菊地先生のバンドが演奏する楽曲にはよくポリリズムが取り入れられているので、先生の音楽のファンの方で「どうやらポリリズムの理解があれば、もっと楽しめるようだ」と思っている方も多いのだろう。また、音楽を専門に学んでいる人でも、ポリリズムについては解説書なども少ないので学びたいという人も多いようだ。なので、特にこの講座は人気が高いらしい。
都内のスタジオの一番大きい部屋を押さえてあったようだが、次々に入室する受講生の方々でぎっしりになり、椅子が足りなくなるほどの盛況。
机と黒板があってという美学校の受講環境とは異なるが、こういうのも新鮮。
ま、どんな場所にもふらっと現れては、面白い話をして、きっちり聴衆を満足させて帰らせる菊地先生ならではか。
ポリリズムとは複合拍子のことで、四拍子に慣れ過ぎているとなかなかリズムが掴めず、難しいイメージを持たれている。
自分もDCPRGとか、リズムが複雑なのはなんとなくわかるが、どこが拍の頭で、何拍子なのかさっぱりわからずに聞いている。
それでも、まず最初に先生がおっしゃった、「身につけることはふたつだけ。『割る力』と、それを『編む(積む)力』」という話はすごくわかりやすくて、カリキュラムの要点を的確に提示していただけたように思う。身体的に掴めなくても、「あ、なるほど。こういうことをやっているのか。」という理解には辿り着けそうな気がする。
この全6回の講座で、少しでもリズム感を養うように、がんばりたい。

AFRODITA

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ノリのクスリ ミュージシャンのためのリズム感トレーニングブック CD付

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ポリリズム

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