「ぢゃぽん式(?)楽理資料作成中。」


8月は「ペン大」こと、菊地成孔先生の私塾が夏休みということで休講中
美学校(当時は映画美学校)の音楽講座のメソッド初等科で、音楽理論の基礎を学び、現在は理論中等科で楽曲分析の授業を受けているのですが…。
なにぶん四十路の手習いなもので、教わったことがなかなか身に付きません。
超一流のプロミュージシャンの先生に、ドレミファソ…から教えてもらえるという、ありがたい機会に恵まれているので、なんとかついていきたいとは思っています。
しかし現状は「講義が面白いので、とにかく面白い話を聞きに行く」というところに留まっており、あとで復習しよう〜と思いながらも疎かになり、理解が追い付いていないという体たらく。
ピアノで実際に弾けるという実技はともかく、理屈だけでも頭で理解しておきたいと思い、自分なりに教わったことを図や表にまとめたりしているところです。

職業がら、IllustratorInDesignという図版やレイアウト作成のソフトは使えるので、とりあえず見映えだけでもきれいにまとめてみようかと思って作り始めました。
五線譜の読み書きもおぼつかないので、とりあえず3オクターブ分ぐらいの音玉を、1音1レイヤーに書き出して、それを表示非表示することで、コードブックのようなものを作ってみようとしました。
ここで、ぢゃぽん式というのもおこがましいですが、12音階をそれぞれ、いわゆる12色相環の各色をあてはめて、C(ド)は赤、C♯ or D♭は橙…というふうに、音の色を決めて作ったところが、自分なりに工夫したところです。
単に見た目がカラフルになっていいな、というだけなんですが。
見慣れると、カラーチャートのように、「この色とこの色の組み合わせだから、コードはCマイナー7だ!」とか分かるようになるかな〜という期待もあります。
それぞれの図表の見方、まとめたポイントなどについては、数回に分けてこのブログで紹介させてもらいたいと思っています。
きちんと完成したら、希望する方に使っていただけるようにPDFでの配布も考えているのですが、なにぶん素人が手探りで作っているものなので、間違っている箇所が多々あると思います。
ちょっとずつ検証しながら完成させたいと思っていますが、楽理に詳しい方でアドバイスなどいただけるとありがたいです。
以下、こんな図表でこんなまとめ方をしてみています。


メジャースケールを12キー分。
全全半全全全半という各音のインターバルの表記を加え、音名表記は西塚式と呼ばれる12音それぞれ違う階名が付いているものを使用。(これについては不要という方も多いかもしれません。)
第一音から始めるとイオニアン・スケール、第二音から始めるとドリアン・スケール…といった、チャーチモードの表記も加えました。


チャーチモードのまとめ。
7つのモードを、メジャースケールを基点に、どの音がどう違っているかを図にまとめ、各モードの特性音に印をつけました。これを12キー分。

ドミナントコードのアッパーストラクチャートライアド(UST)になる可能性のある分数コードをひととおり書き出してみました。これを12キー分。
「リディアン♭7」とか「コンディミ」とか、通称がついているオルタード・ドミナントコードの表記を加え、展開形でしかないものは×印をつけて、USTから除外しました。

オルタード・ドミナントコードを作る6つのスケールを、チャーチモードのまとめと同様に一覧できるようにしたものを12キー分。


あとは、ダイアトニック統合表と四度圏表も、教わったことをなるべくひとつの図に盛り込む形で作成しています。
復習のつもりでコツコツ作ってきて、だいぶまとまってきたのですが、図表としての見た目ばっかり気にして、内容の検証がなかなか進まないですねえ。
…もっかい初等科からやり直そうかしら(笑)。