「ギリギリの生放送。」

「粋な夜電波」第119回放送は、久しぶりの生放送。
基本的に収録のシーズン5では初。レコーディング真っ最中の菊地先生のスケジュールの都合で生になったということでしたが、当日何が起きるか、何を言い出すかわからない生放送は、スタッフの方のヒヤヒヤする顔も浮かぶ(笑)ようなスリリングな回になりました。
聞いているほうは最高に楽しいんですけどね(笑)。
スペシャルウィークの次週の告知部分を文字起こししてみました。

あ…次週の告知ですね。はい、次週がスペシャルウィーク!…ね。
これ、毎回毎回いろんな企画を立てるわけですけどもね、来週9月1日、「粋な夜電波」スペシャルウィークのお知らせです。
「もうすぐ電波祭! 最終兵器・大谷能生登場! 混ぜて擦ってラップして、戦後音楽の暴動2時間スペシャル!」
はい、9月1日のスペシャルウィーク、今回は久しぶりでゲストを呼びます。
ゲストはですね…これはですね…「夜電波」のリスナーは知らねーんじゃねえかな?(笑)。知る人ぞ知る、伝説のFM番組…それほどたいした番組じゃないすけど、「WANTED!」。これは「T」FMでやってたんですけど、ワタシの相方で一緒に番組をやってまして。…というよりもワタシの著述業ですね、物書きとしてのワタシの仕事の共著者として、本屋で名前見たことがある方が多いんじゃないかと思いますが。
楽家であり批評家である、大谷能生君が満を持して「夜電波」に登場します。
当日はワタシと大谷君が「現代音楽から歌謡曲まで、ジャンルを問わずにヤバイ音源をごっそり持って来て、混ぜて擦って、早回し遅回し。あまりにもヤバイ音源はその場で叩き割ります。」(笑)…これ今、戸波台本呼んでますからね。今、朗読中ですけど。
もちろん9月10日に赤坂ブリッツで開催されるイベント、「第一回電波祭」で初披露となる、ワタシと大谷君とのジャジー・ヒップホップユニット・ジャズドミュニスターズの音源もいち早くオンエアします。
実は今週もオンエアします。もう、先走って。この前レコーディングしましたが、ま、内容はヤバイです。
先日、また…灼熱地獄の中、赤坂サカスのステージでライブ収録された、他では聞くことのできない、江藤愛アナウンサーの生歌が2曲入った、爆笑アイドルコント。これの完成版も初披露します。来週の話ですね。
(中略)
はい…これね…もうほんとにね、戸波Dの「WANTED!」愛がめちゃめちゃ伝わってくるね。
まあ…人間…しがみつくもんですけど。
ジョン・レノンがね、やられちゃう前にセントラルパークを散歩する映像があるんですよ。ワーッて寄ってくんの、人が。
で、ワーッて人が寄って来て、もうとっくにジョン・レノン辞めてるわけですよ、ビートルズ
ワーッて寄って来て、金網にバーッてみんな来て、「ジョン・レノンじゃないか!オー、イエー!」なんつって。「ビートルズ、いつ再結成するんだ?」っつって。「いつも聴いてるよ、『Rubber Soul』!」っつって、(ジョン・レノンが)すごい苦い顔すんの。あの感じがね。
まあまあまあ…過去にしがみつかれる仕事ですからね、いまだに「WANTED!」「WANTED!」「大谷君呼んでくれ、呼んでくれ!」って言われるたびに、心の中で「死ね!」と思ってるんですけど(笑)。ままま…これはワタシだけじゃない、大谷君も「死ね」と思ってるんで(笑)。
だって、昨日やったんだもん。この3年間、我々は「WANTED!」を遥かに凌駕するパフォーマンスである「DOMMUNE」っていう…「JAZZ DOMMUNE」っていうチームでですね、混ぜて擦りまくってますんで。
だってAMでやれることなんて、たかがしれてますよ。今、「DOMMUNE」でやってる我々の暴動はですね、AMでやれることっつったら…まあ、何て言うんですかねえ…お子様ランチもいいとこですよね。ママゴト程度のことしか出来ないと思いますけど。ほんとにヤバイことしてますからね。
その…「DOMMUNE」ってのは、さっきも言ったように…「パソコンで観れるテレビ番組」ですけどもね(笑)。
「COMMUNE(コミューン)」がもう終わった!っつってね。Cの次だからDだ!っつって、「DOMMUNE(ドミューン)」っていうんですけども(笑)。
まあ、そこで二人がやってることは…ほんとに…ラジオであんなことやったらすぐ、二人とも逮捕されてしまうようなことをやってますんで、来週は…何て言ったらいいんですかね…「よいこのみんなー!」って感じの(笑)暴動だと思いますけどね。「こども向けライオット」って言うんですかね(笑)。
TBS平均から見たら「こいつら、何だ?」っていうことになるとは思いますけどね。
ままま…しがみつきが悪いってわけじゃないですよ。人間、しがみつかないと生きていけないですからね。
「何にもしがみつかずに生きてらい、おいらは!」っていったら、最速で死にますからね。やっぱね。しがみつくことが人間をスローにさしてるわけですよね。
ワタシももう…しがみついてますよ、ガッチリ。幼少期にね。ほんで歌舞伎町に住んでたんですからね。…ま、出ましたけどね、もう。
というわけで、大谷能生君という、AM初登場かな?…この番組だと前口上のためだけに1回来ました…ね。それ以外出てませんけども。
ま、昨日もほんとの大暴れでね。何やったかの一端を話しただけでね…ネット局で聞いてる御年配の方とか、耳を背けたくなるような話だと思いますけどね。
レコード盤の上に、食べるお寿司を並べてですね(笑)、ぐるぐる回転させて、その真ん中に昨日はイソジンを置きましたからね。醤油の代わりだっつって。ま、それ言ったのワタシなんですけど(笑)。
ほんで…イソジンがだんだん飽きてきたんで、真ん中そこ…パッて入れ替えて、シャンパンのグラスに入れ替えて、シャンパンが綺麗だっつんでね。あんまり綺麗なんで、自分がしてる指輪をそん中に入れてですね、まだ足んない!ってんでね、自分が飲んでる薬もピャッとそこに入れたりなんかしてですね(笑)。シャンパンが泡立って綺麗だっつって、その間もうわけわかんないノイズが流れてるんで。
一部の本物の好事家ですよね、まあ…21世紀デカダンっていうんですかね、そういう人たちがヒーヒー言って喜んでるんですけども、大抵の方はね、「気持ち悪い!」っておっしゃると思うんですよね(笑)。
「食べ物をおもちゃにしてはいけません!」っていうのでね。…とはいえですね、最終的に大谷君は全部それを…廻ってくるのをすごい速度で全部食べるので、「ちゃんとスタッフが後でおいしくいただきました。」ってテロップを出さずとも、目の前で食べるっていうことなんですけどね。
まあ…やや早口になっているうえに、「何を言っているか、わからない!」という声が全国で続発していると思うんですけれども。このまま先に進みますが、来週はそんな感じです。
え〜…数字はね、取れないと思いますね、これね(笑)。
…それを言ったら終わりだろ!って感じですけどね。
…取りますよ!…ええ。もう…数字乞食ですよ!…ね?
「いいね!」乞食、数字乞食!ギリギリ(笑)…ギリギリですね、今ね。戸波さんが慌てて長谷川さんの顔見ましたけどね、今ね。
はい…ですからね、頑張りますよ。どんどん取っていきましょう。


JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)

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