「ソウルフード・ジャンキーズ」


UPLINKでのプレミアム上映会を予約していたので、「ソウルフード・ジャンキーズ」という映画を観てきた。
黒人文化についての理解が深まりそうなドキュメンタリー作品は、ちょうどペン大でブルースの授業を受けているところなので、参考になるだろうと思って。
とはいえ、この上映会に行こうと思ったのは、トークイベントもあるだけでなく、おまけにミックスCDとパンフレットが付いて、1ドリンク代込みで2000円という価格にお得感を感じたから(笑)。



以前、菊地先生のトークイベント付きの「街の恋」上映会に行って、すごく内容が充実していたので、これからUPLINKで行なわれるイベントは要チェックだと思っていたところで、この作品に出会ったという流れ。
バイロン・ハート監督が、自身の父を生活習慣病で亡くし、その大きな原因のひとつに高脂肪・高カロリーのソウルフードの影響があるのではないかと思い、そのテーマを探る旅に出るという内容。
食を通じてアフロアメリカンの歴史も遡ることになり、黒人文化をいろんな角度から考察していて、わかりやすくいい映画だった。ソウルフードそのものに原因があるというより、食品の産業構造に格差が組み込まれているという問題にまで踏み込み、社会派ドキュメンタリーとしても優れていると思った。



ただ、この映画…高カロリーのソウルフードを食べ続けていることの健康への悪い影響についても問う内容なのにも関わらず、観ているとそのソウルフードが食べたくて仕方なくなってくるのが困ったところ(笑)。
観た帰り道、どうしてもフライドチキン的なものが食べたくなって、スーパーでそれっぽい弁当選んじゃった。