「嵐のワーハピ。」



昨年は記録的な猛暑日だった「WORLD HAPPINESS」。
今年は会場の夢の島公園陸上競技場に着いた途端に豪雨(笑)。
ちょうど屋台村で昼飯買って、ちょっとした屋根のあるスペースに移動した時だったから助かったけど、雨合羽とか傘とか場所取りしたとこに置きっぱなしだったから、しばらくその場から動けず。
結局、トップバッターのPUFFYは音だけ聞いて楽しむことに。

続くねごとの時に一旦雨が止んだが、真心ブラザーズの時に再びどしゃ降り。雨合羽の上からシャワー浴びてるような状態だが、力強いYO-KINGの歌声が鬱屈した気分を吹き飛ばしてくれる。
ホーンの入ったMB'sではなくて、シンプルな4人編成だったが、ブルージーでかっこいい演奏。
真心のサポートにも伊藤大地くんが入ってる!(さらにこの後の細野さんのステージでもバックを務めるのはTONE勢。サポートドラマーとして引っ張りだこの大地くん、忙し過ぎないか?)

赤い公園高橋幸宏 with In Phase、ヒトリエと続き、きゃりーぱむ…ぴゃみゅ…ぴゃひゅ。
大小のステージで交互に演奏されるため、セッティングの待ち時間がほとんどないこのフェスは、ほぼタイムテーブル通りに進行する。それでいてせわしくない。
全体的にお客さんの年齢層が高めだし、親子連れも多いし、持ち込みも自由だし、みんなガツガツしてないので、場所取りや飲食購入の行列などでもトラブルがなくていい。
会場の後方にはキッズスペースがあったりして、ゆるい感じで皆それぞれ楽しんでいる。
きゃりーぱみゅぱみゅの楽しいステージは親子連れにも最適だっただろう。一部アイドル好きのいかついおじさんが絶叫してたりしてたけども(笑)。

その後いよいよくるりだ!と思ってステージ前方に駆けつけたら、箸休めのようにボカスカジャンが出て来た。でもかなりウケが良くて、こういうフェス向きのボーイズなんだな。
くるりは観る度に編成が変わるバンドだが、今回はサポートに新しい女性のドラマーと男性のギタリスト、男性のユーフォニウム奏者も加わっていた。
いやあ堂々たるステージ。変てこな新曲も素晴らしく、またネクストレベルに上がったような気がする。新アルバムが楽しみだ。
ceroも良かったし、細野さんも激シブだったが、雨風はどんどん強くなる。台風の影響というか、もう嵐のまっただ中。逆に言うと最初からこの天候で中止にならなくて良かった。
しかしこんな状況が何よりも似合うバンド、電気グルーヴ
なんとか前方の方に押し掛ける。雨に打たれながらも観客はみな笑顔だ。
瀧の一挙手一投足に大歓声。「ガリガリ君」から「シャングリラ」の鉄板の流れによるカタルシス。最高だった。
トリの高橋幸宏&METAFIVEのアンコール前の時点で、バスの残り本数が2本になっていたので帰宅。
荒天の中でも最大限楽しめた。また来年!