「『cure jazz reunion』について。」

「粋な夜電波」第171回放送は生放送。
久しぶりに秋沢アナを迎えてのコントありのフリースタイル。
9月3日に発売されたばかりのライブ盤「cure jazz reunion」を紹介された部分を文字起こししてみました。
残念ながらチケットが取れず公演は観逃してしまったのですが、会場で聞いているかのような臨場感のある素晴らしいアルバムが届けられたことが嬉しいです。これから何度となく聞くことになると思います。

cure jazz reunion

cure jazz reunion

(メールを読んで)
(10月以降の番組編成について)「…よろしくお願いいたします。」って言われてもね(笑)。収録…は、これはもう何て言うか「神のみぞ知る」なんですよね。
まずワタシには、もうどうしようにもならない…ですよね?…パーソナリティにはね。
ま、ま…もっとね、お偉いパーソナリティだったら、「パーソナリティの御意に。」と、いうこともあるんですか?…永六輔さんとかの場合は。
もう…何て言うか…サブがもう「やめてください!」って感じになってますけどね(笑)。
…なのかもしれませんけど、ま、ワタシ程度の…どチンピラ(笑)ではですね、編成動かすことは出来ないわけで。
で、じゃあ…戸波D、そして飛ぶ鳥落とす勢いの長谷川Pに、編成が自由に出来るか?というと、これはまた…そうでもないわけですよね。はい。
彼らも戦々恐々としているわけなんですよね。戦々恐々としてる…っていうのは、打ち切りになるんじゃないか?って意味ですけどね(笑)、ストレートにね。
どうなんでしょうね?…ほんとに不思議ですね、AMラジオっていうのはね。4年やってますけども…ね。
まあ…例えばですね、昨年なんかは、この番組もう数字安定してて、同時間帯トップってのをほしいままにしてたんですよね。廊下にこう…毎期、毎期貼り出されちゃったりなんかしたんですけど。
これが金曜の夜に移動した途端にですね、突然ガタ落ちしたりしてですね(笑)、今…戦々恐々としながら、毎回毎回番組の制作には、ものすごい力が入っててですね(笑)。毎回毎回ご好評いただいているという…何とも言えない…ね。まあ…ピンチをチャンスに変えているという。
「ライバルを持て、そして勝て!」って感じなんですけども(笑)。どうなるかまったく分かんないですね、現在のところ。
スポンサーの問題とかもね、いろいろ…スポンサーがあった時、無かった時…ネットが多かった時、そうでもない時…などなど、あるわけですけどね。
現在は…毎回言ってますけど、那覇と東京だけっていう、非常に変わった状況になってるんで。もっと那覇押しの番組にしたいんですけどね。
ま、番組で出来なかったんで、今本屋さんに行くと売っている「BRUTUS」の最新号がお酒の特集で、椎名誠さん等の手練れと並んでですね、ワタシもエッセイを執筆させていただいてるんですが、そこで那覇押しをしておりますんで、那覇押しはそちらで楽しんでいただくとしてですね(笑)。言ってること無茶苦茶になってきたんで、曲いきましょうかね。
えーと…前口上でもお話させていただきましたが、3日4日前に出たばっかりだと思うんですけどね。
UAさんとワタシ、8年前に「cure jazz」というアルバムを出しまして、まあ…それは1回こっきりで、二度三度恒例みたいにやるのはよそうよっていうんで、1回やってもうずっと止めてきたんですけども。
ま、いろいろありまして。もう一回だけやろうってことになりまして。
今年の4月にですね…それこそですね、ま…それこそですよ!…那覇と東京!…の渋谷オーチャードホールの2箇所でね。もうまるで番組にリンクさせたかのような感じですけど(笑)。
那覇と東京、2箇所で演って…その2箇所のライブってのは、どちらもフルハウスいただきまして非常にありがたい限りだったんですが。
ただ、那覇で聴いた方は東京のはもちろん聴けなかった…と思うんですよね。東京で聴いた方はもちろん那覇のコンサートには来れなかったと思いますし、まあ…どっちにも来れなかった方はどちらも聴けるわけがないので。
最初は渋谷のぶんだけでライブ盤出そうっていう話になったんですけど、あ…ライブ盤が出たんですね、ライブ盤なんです。「cure jazz reunion」って名前なんですけどね。
で、まあ…ライブ盤出る際に、最初は渋谷の方だけでライブ盤出そうってことで、機材ガッツリ入れてですね、渋谷は録音したんですけど。那覇の録音…これはガッツリした録音じゃないんですけど。こんな小ちゃい機材で録った録音なんですけども、ま…今機材の質がいいですから。
那覇の方も、大変素晴らしい演奏と歌唱で…ま、「演奏と」って手前の事言っちゃ…ねえ?…「大変素晴らしい」ってのもどうかと思いますけども(笑)。まあ…UAさんも素晴らしい、バンドの方も非常にいいコンディションで。
ま、細かい話は全部ライナーノートに書いてあるんで、そちらの方を読んでいただくとしてですね。曲聞いてみましょうか。
元々のアルバムの1曲目が「Born to be blue」という曲でしたので。「cure jazz reunion」の方では3曲目に入ってるんですけど、「Born to be blue」を聞いてみようかな。こっちは那覇の方のサウンドです。
cure jazz reunionUA×菊地成孔で、「Born to be blue」。
(曲)

はい、これ…全部聞くとね、9分近くあるんで、いいとこで下げちゃいますけどね。
まあ、あの…なんでしょうね、こんなこと言うのも野暮ったいですけど、買って下さい(笑)。それしか言いようがないですね。
ちょっとね、もうね…演奏してる側は、沖縄にはライブ・ダブ・エフェクトのパードン木村さんがいないんですけど、メンバー一緒で、坪口がピアノで、鈴木正人君がベースで、藤井信雄さんがドラムで…つまり前の「cure jazz」と同じメンバーなんですね。で、ワタシがサックスなんですけど。
コザでね、3日くらいリハやって…沖縄に全員で行ったんですよ、一族郎党連れて沖縄行って、ほいでコザでリハやって沖縄でライブやってから、東京でライブだったのね。
今のはね、沖縄の…音質的に言うと…ま、このアルバム買うと分かりますけど、オーチャードホールでちゃんとした機材でガッツーンとした音状のと、沖縄のちょっとギリギリ…アンダーグラウンドぐらいの音状のとが、交互の出てきて、沖縄と渋谷を行ったり来たりするアルバムになってるんですけど。
まあ…演奏も歌唱も…なんかねえ…なんかヤバいこと…ま、8年ぶりで会ったってのもあるんですけど、全員ちょっともうなんか、ものが憑いてるような感じ…ヤバい状態になってますよね。全員のタッチがハンパじゃないんで。歌じゃない部分も相当イケてますんで。ぜひお買い上げいただきたく思いますね、これね。
え〜…菊地成孔さんのTABOOってレーベルから出てるみたいですけどね(笑)、はい。よろしくお願いしますって感じなんですけど。


※文字起こしの「NAVERまとめ」あります。