「EBIS 6DAYSのDCPRG。」


今回のDCPRGのライブは、TOWER RECORDSの35周年記念イベント、6DAYSの2日目。
5月に観た、小田朋美さん加入後初ライブでの新曲が、かなりヤバカッコ良かったので、さらにパワーアップしてること間違いなし。そして何と言っても、今回は大儀見さん復活のフルメンバーでの演奏となるので、いやでも期待は高まる。
OMSBのDJタイムには間に合わず、会場の恵比寿リキッドルームに着いた時には、菊地先生がDJブースに入っていた。
すでにフロアは盛り上がっていたが、Rinbjoこと菊地凛子さんがシークレット・ゲストとしてステージに登場。
前日のラジオで、まもなく発売のアルバム「戒厳令」のプロモーションを兼ねて、登場するであろうと予想はされていたが、菊地先生のDJセットからの流れでオケ出し、さらにDyyPRIDEと大村さんを両脇に従えての堂々の登場からの本意気のライブを披露してくれるとまでは思っていなかった。予想以上に力強い歌声で、アルバムにも期待が持てる。さすがハリウッド女優と唸らせる、
ムード満点の朗読のトラックにも魅了された。
DJブースからステージに上がり、そのまま間髪入れずにDCPRGの演奏がスタート。
全員で8分を連打する強烈なビートの新曲、「Ronald Reagan」。ファンクな展開ではグイグイ踊らせ、そこから複雑なポリリズムを駆使して、メンバー各々があらゆるタイム感でのソロを披露し、いつのまにか全ての音が集結していくように同音連打になってクレッシェンドしていく、圧巻のナンバー。
続く「サークル/ライン」「PLAYMATE at HANOI」は、定番というかキラーチューンだが、何度聞いてもその度にパワーアップしていくような気がする。演奏時間もどんどん長くなるのに、それぞれのプレイが凄まじ過ぎて、どれだけ聞いても飽きることがない。観客のリズムのリテラシーも上がっているのか、みんな自分の好きなリズムの取り方で自由に踊っていて、とても開放的な空間が出来上がっている。圧倒的な高揚感と多幸感。
複雑なフレーズを坪口さんと小田さんがすごい精度でユニゾンして始まる新曲「Gondwana Express」もすごい。あえて4ビートのジャズのフォーマットを採用したかのようで、実はすごく複雑な構造の曲。
全メンバーに見せ場があるDCPRGのライブの中でも、特に盛り上がるのが千住さんのドラムソロ。テクニックに魅了されるだけでなく、身体の内側からプリミティブな衝動を突き出されているかのようなアガり方になって、なんか発狂させられそうな凄まじさ。
SIMI LABのMC3人登場で、さらにフロアはヒートアップし、本編ラストの「Hey Joe」で大爆発。
アンコールは「MIRROR BALLS」で締め、ピースフルなムードになって大団円。
毎度毎度、ライブが終わった後の充実感がハンパないDCPRG
ただただ最高!と言うしかない。
来年はアルバムをリリースしてツアーも行なうそうで、まだまだ楽しみが尽きない、幸せ。

SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA

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