IMAXで「チャッピー」を観てきた。
「第9地区」、「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督作品。
町山さんの解説もラジオで聞いていたので、公開を楽しみにしていた。
平日の午前中のショッピングモールとはいえ、ガラガラ(笑)…ほぼ貸し切り。しかもエグゼクティブシートでゆったり観れてプチ贅沢。
ヨハネスブルクの凶悪犯罪制圧のために導入されたロボットの1体に、完全人工知能をインストール。
学習するまでは人間の赤ん坊と同じ状態のロボットはチャッピーと名付けられ、ギャングの男女を親代わりにして、悪い事をどんどん覚えていってしまう…という、その設定の面白さはもちろんのこと、現代の寓話として様々な現実問題を投入してくるブロムカンプ監督の特長が最大限に生かせるストーリー。
チャッピーの親として振る舞うギャングの夫婦には、ダイ・アントワードという南アフリカでは有名なヒップホップユニットのニンジャとヨーランディを本人名で起用。チンピラ具合が妙にリアルだと思ったら、本物だったのか。役者としてもいい雰囲気出てるが、音楽も担当していて、かなりいい仕事。妙なダサさが近未来の荒廃感と合ってる。
人工知能はどこまで人に近づけるか…というところにとどまらず、最後はちょっと神話的な領域まで踏み込んでいき、意外な展開に興奮。
いろいろ詰め込み過ぎて、確かにツッコミどころ満載ではあるけれど、楽しく観れた。
あんまり近未来SF的な作品は得意じゃないのだけれど、この監督の作品は現実を踏まえたうえでのシミュレーションとして、いろいろ考えさせられるところもあって結構好きだ。「エリジウム」も嫌いじゃないしな〜。
次回作も楽しみに待とう。
観終わった後に、博多天ぷらの「やまみ」でランチ。
明太子と高菜が食べ放題で満足度高し。

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