「あの男が帰って来た!」


日曜日のデーゲームなら、友人を誘いやすいということで、2ヶ月前から押さえていたこの日のチケット。
まさかこの日が、あの男の一軍復帰戦になるとは…。
スワローズファンの誰もが待ち望んでいた、エース・館山昌平、背番号25が、3度目のトミー・ジョン手術後のリハビリを乗り越えて、ついに一軍のマウンドへ。
スタメン発表の時の大歓声。もうマウンドに立つ姿を見る前から泣きそうになってしまう。

2軍で順調に調整してきたとはいえ、やはり1軍、しかも巨人戦ともなれば、試合勘の戻りにも苦労したのか、抜群の制球力を誇る館山もなかなかストライクが入らず、何度もピンチの場面を招いてしまう。
しかしランナーを背負っても、冷静に粘り強く投げる姿は変わらずで、5回まで無失点で切り抜ける。
なんとかこの回まで投げ切って、勝利投手の権利を得てマウンドを降りてもらいたい…と祈るような気持ちで観ていたが、そこはやはりそう思い通りにもいかず、さすがというか、チャンスに強い高橋由伸の一振り、3ランホームランで一気に同点に追い付かれてしまった。2番手秋吉も元同僚・相川に犠牲フライを打たれ、逆転される。

しかし、館山の気迫のピッチングがチームの士気を鼓舞したのは間違いなく、この日はこのまま終わらなかった。
なんといっても、スワローズの至宝、山田哲人の値千金の逆転2ランホームラン。
勝ちパターンのリリーフ陣も投入し、なんとバーネットは8回から回跨ぎで登板。無失点で締めくくり、見事ホーム神宮での館山の復帰戦を勝利で飾るという感動的な展開でした。

山田哲人ハイボール」で祝杯。何度も傘を振り上げて、最高に楽しめた試合だった〜。

絶対東京ヤクルトスワローズ ?スワチューという悦楽

絶対東京ヤクルトスワローズ ?スワチューという悦楽