「文筆家として大忙し。」

「粋な夜電波」第220回放送は久しぶりのフリースタイル。
なかなか読めないメールに答えながら、近況を報告されつつ、幅広い選曲でプレイ。
刊行が予定されている著作について語られた部分を文字起こししてみました。

えっとね…2冊どころじゃないんですよ。今年中に5冊出るんで。
え〜…これ前哨戦です。御指摘の通り、単行本の文庫化です。最初の2冊は。
その後、書き下ろしが3冊出ます、はい。
3冊のうち1冊は音楽理論…特にリズムに関する本で、ロバート・グラスパー以降のジャズ界を展望した本…と。いろんな有識者と対談してます。ワタシが一人でやってんじゃなくてね。
もう1冊は映画評の本です。「ユングサウンドトラック」という映画評の本が1冊目が…あ、それが文庫の1冊目なんですけど、その2。ユングサウンドトラック」の続刊が、書き下ろしで出ます。
もう1冊が…これも番組の中でチラッと言いましたけど、「レクイエムの名手」っていうタイトルで、ま…ワタシが今までウェブサイト、もしくはこの番組もそうなんですけども、知己ある方も無い有名人の方などが亡くなった時に、追悼の言葉に音楽を1曲添えて…という事をずっとやってまいりまして、まあ…それを1冊の本にしないか?…という企画がありまして。もう実際ね、5〜6年前にいただいた企画なんですが、ずっと首を縦に振ってなかったんですが、やることになりまして。
もう…ほぼゲラも終わって…いや、そんなことないや(笑)。まだ終わってないどころか、書き始めてないのもあるな。
なので、ワタシの今年の夏から秋にかけて…は、つまりこの番組的に言うとシーズン9の間は、この(メールの)方の御指摘通り、ゲラ直しでてんてこ舞いですね。
今、もうワタシの移動の間は、必ずどっさりゲラが…紙のかたまり持って歩いてますから。「えっ?データじゃないの?」と思うかもしんないですけど、ゲラはやっぱり紙ですよね。
あ…全然面白くない話してしまいましたね(笑)。やっぱ自分の出す物とかを真剣に宣伝するってのは、なんかあの…こんなにラジオのマイクでやるとつまんないもんかと思いましたけども(笑)。
ま、出ます…ので、ワタシはあの…ちょっと躁病で、頭のオカシイ人間ですから、自分の出す本もCDも全部すべてが、最高に面白く最高に素晴らしいと思ってる派なので。お買い上げいただく方には、やっぱり面白いとか面白くないとか全然ダメとか嫌とかあるようですが、著者自身は大変素晴らしいと信じているんですよね(笑)。
ですので、これはあの…何ですか?…プレゼンのトークではなくて、ガチで。
ちょっとでも自分がほんとに「つまんねえな、これ。」とか、「ちょっとかったるい。」と思ったら、もうホント、ほんとに出しませんから
それによって出さなかった作品があるか?って言われると、無いですけどね(笑)。
もうグッチャグッチャ大人の、もうゴッチンゴッチンのガッチンガッチンに大人な発言しろって言われて、そいで…過去の全ての…ワタシ結構、多産家なほうですから…全部の著作、全部の音楽作品の中から「これはいまひとつだったな。」っていうのを3冊選べって言われたらですね、選べ…ますけどね(笑)。絶対言えないですよね、そんなことね(笑)。
まあまあ…「アレがそうだろう。」とかね、予想とか送ってこないでくださいね、番組にね。もうこの話は忘れましょう。
次の曲いきましょう。

The King Of Anxiety by Petite Noir (2015-03-10) 【並行輸入品】

The King Of Anxiety by Petite Noir (2015-03-10) 【並行輸入品】

はい、えーっと…若干浮ついた話題から一転しまして、非常に素晴らしい…シリアス…まあ、シリアスって言葉で済ませちゃいけないんですけどね、重い音楽ですね。
アルバムのタイトルが、カタカナで言うと「プチ・ノワール」。「小さな夜」もしくは「小さな黒」ということですが、「ザ・キング・オブ・アングザイエティ」っていうチームですね…のEPです。ヴォーカリストはヤニック・イルンガ…この人ケープタウン…南ア共和国ですね。ケープタウンの出身ですけども、まあ大変な…この番組は「ノンストップ・アフリカ」もやってますし、折にふれてアフリカの音楽紹介してますから、ワタシがアフリカ音楽のマニアだということは、みなさん御存知…番組の御贔屓の方には御存知だと思うんですが、ま…アフリカ最近素晴らしいです、ほんとに。
特に、こういう…ヒップホップとか、コンテンポラリーな音楽と結び付いたアフリカは、しばらくつまんなかったんですけど、ここんとこ名作が矢継ぎ早に出るんで。これも前回の「ノンストップ・アフリカ」でオンエアしようとしたんですが、あまりに素晴らしいんで別途に紹介しようというふうに独立させたものですね。
そこから1曲聴いていただきたいと思います。「The King Of Anxiety」…これちょっと発音が難しいんですけども「A・n・x・i・e・t・y」…EPより「Come Inside」。非常に重厚です。シンプルに聞こえますが、後ろでリズムが微妙に揺れ続けるというドラマティックを聞いていただきたいと思います。

Headquarters

Headquarters

  • アーティスト: Monkey House,Don Breithaupt,Marc Jordan,Mark Kelso,Michael Leonhart,Mike Francis,Pat Kilbride,Rik Emmett,Tony Zorzi,William Sperandei,Andy Ballantyne,Colleen Allen,Doug Gibson,Drew Zingg,Jennie Laws,Perry White,Tony Carlucci,Art Avalos,Anthony Vanderburgh,Dave Dunlop,Mat Pataki,Gord Myers,Vern Dorge,Justin Abedin,John Johnson,Kim Mitchell
  • 出版社/メーカー: Alma Records
  • 発売日: 2012/07/24
  • メディア: CD
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サイコ・ソウル・ヴォリューム1

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