「ADAWHO Vol.5」


慶応大学の三田祭に行ってみた。
大和田俊之研究会が発行している「ADAWHO」という雑誌を買いたかったので。
大和田さんが過去にペン大を受講されていたことは何かで読んで知っていたが、御本人がどういう方なのかはよく知らない。
ただ「文科系のためのヒップホップ入門」は購入して愛読していたので、慶応でのゼミの内容にも興味があった。

実は、たまたまTwitterで見かけて、今三田祭で売られているVol.5がジャズの特集号で、菊地成孔先生のインタビューが載っているということを知って、それがどうしても読みたかったのだ。
大学生に向けたインタビューを意識されたのか、菊地先生が御自身の大学時代について本人の口から語られているのを初めて読んだので、これは貴重なのではないかと。
あくまでも音楽を通じて、「退行」していく現代の若者の傾向を指摘されるなど、現役大学生たちに対するメッセージとしても説得力の強いものになっているようです。
今号では「Jazz The New Chapter」シリーズの著者、柳樂光隆氏のインタビューも掲載されていて充実の内容。
わざわざ買いに行った甲斐があった。

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

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