「クリード チャンプを継ぐ男」



意外にも?…映画としての出来の評判も良いようなので、やっぱり観ることにした「クリード」。
アポロに息子がいたという設定一発の企画物とばかり思っていて、現役を退いたロッキーがセコンドに付いて愛弟子が…というストーリーも「5」あたりでやってたような気がするので(5とファイナルは観てない)…正直どうかな〜と疑っていたのだったが。
タマフル」の「ムービーウォッチメン」で宇多丸氏が絶賛されていたので、それならばと思って、仕事帰りにレイトショー。
…うん。結構面白かった。
助演男優賞を獲るのもうなずけるぐらい、スタローンはいい演技を見せていたし。
主人公のアドニスは…リア充生活からのボクサー転身では、ハングリーさに欠けるので、あまり応援しがいがないのでは?と思っていたが、ちゃんと現代っ子なりの…今の若者には今の若者なりに悩みを抱えていて、それを克服するために勇気を振り絞り、倒されても立ち上がるのだというドラマがしっかり描かれていた。
あまり大げさな演出もせず、淡々としてはいたが、地に足のついた良作だと思った。
ここから「クリード」シリーズが始まるのだ!…というのには賛成しかねるけど。