「オーニソロジーの辻村さん、登場。」

「粋な夜電波」第269回放送は、マンスリー・ガールフレンドに「ものんくる」の吉田沙良さんを迎えて、いつもより華やかなスタジオからお届け。
番組内でデモ音源をオンエアしたところ大反響だったという「オーニソロジー」。その期待の若手ジャズソングトリオのヴォーカリストの辻村さんもゲストに交えて和気藹々、楽しい回となりました。
今後のTABOOレーベルの動向がますます楽しみです。
御三方のトークの一部を文字起こししてみました。

南へ

南へ


沙良 怖いもの…冷房です。
菊地 怖いもの、冷房なんだ。
沙良 そうです。
菊地 声を大にして言ったほうがいいですよね。やっぱ、冷房はもうちょっと下げたほうがね。
沙良 (笑)。
菊地 ねえ?…いくら地球が温暖化してるとはいえね。
沙良 そうですね。
菊地 はい。え〜…「オーニソロジー」の話がどっか行っちゃいましたけどね。
沙良 はい。
菊地 最新のデモテープから、ちょっと聴いてみますね。ひょっとしたら沙良さん、この曲知ってるかもしれません。
沙良 はい。
菊地 でもね、多分年齢的に知らないと思うんだけど。はい。カバーなんですよ、この曲。聴いてみます。
(曲)

菊地 これ、誰の曲だと思います?
沙良 知らないです。
菊地 これ、坂本龍一さんの曲です。
沙良 歌詞もですか。
菊地 歌詞もです。
沙良 ええ〜。知らなかったです。
菊地 マニアの間では有名な曲なんですけど。今、このジャズスタイルで…「オーニソロジー」っていうか、辻村さんがジャズスタイルじゃないですか。全体的に。
沙良 はい。
菊地 で、これはまあ…4ビートで演ってますけど。坂本龍一さんの曲なんですよね。
沙良 ふうん。
菊地 すごいセンスいいと思うんですけど。
沙良 めっちゃいいですね。
菊地 うん。ライブ観た感想は何かあります?…曲が…とかじゃなくて、その…男性として。
沙良 男性として?
菊地 うん。
沙良 あの…耳元で囁いて欲しい声ですよね。
菊地 ほう。
沙良 エロ…エロいですよね。…って思いました。
菊地 エロいですよね。
沙良 うん。
菊地 エロい人ですよね。すごく。
沙良 エロいですよね(笑)。
菊地 すごいエロいですよね。
沙良 そうですね(笑)。
菊地 むちゃくちゃエロいですよね。
沙良 エロいです。
菊地 沙良さんがこんなに「エロい、エロい。」って連発するのは珍しいと思うんですけど。
沙良 そうですね。なかなか言わないですね。
菊地 だから、そこまで言わせるほどエロいってことですよね。
沙良 エロいですね。
菊地 奈良からエロい奴がやって来たんだ、っていう。
沙良 そう思います。
菊地 ですよね。
沙良 はい。
辻村 ……あの〜…。
菊地沙良 (笑)
辻村 ずっといたんですけどね。
菊地 はい。入りづらかったですよね。
沙良 (笑)。
辻村 いえ…(笑)。
菊地 すいません、ほんとに。あの…自己紹介していただけますか。
辻村 はい。奈良県から参りました、「オーニソロジー」の辻村泰彦と申します。
菊地 あの…パッと見は、これで…例えば証明写真だけ見たら、絶対エロい人だと思わないじゃないですか。
沙良 ああ〜。
辻村 顔で?
菊地 ね?…パッと見ね。
沙良 そうかもしれないですね。
菊地 服装とかも含めてね。
沙良 さっぱりと…
菊地 うん、好青年。
沙良 好青年…はい。
菊地 ちょっとウブ目の好青年にしか見えないですよね。
沙良 (笑)。
菊地 それが…歌うとね。沙良さん、今…12回ぐらい「エロい。」って言いましたね。
辻村 (笑)。
沙良 すごい恥ずかしいです。
辻村 かなりのラリーが…続いてましたね。
菊地 (笑)。
沙良 すごい恥ずかしいですね(笑)。
菊地 すごい恥ずかしい…ですよね。今、そのエロい…耳元で囁いて欲しい人が隣にいるんですけど(笑)。
沙良 隣に…いない体で頑張ってましたけど。
菊地 なるほど。
沙良 すごい恥ずかしいですね。
菊地 すごいですね。なんか僕…さっきも言ったんですけど、「自分はもういいかな。」っていうね。
沙良 (笑)。
菊地 それで…レコード大賞」をね、獲りたいんですよ。
沙良 はあ。
菊地 あの…お二人で。
沙良 マジですか。
菊地 お二人のアルバムで。
沙良 マジですか。
菊地 はい。そのぐらいの魅力がね(笑)。
辻村 (笑)。
菊地 あの…辻村さんは…
辻村 はい。
菊地 今、おいくつですか。
辻村 28ですね。
菊地 まだ若い…すごいですよね。アンファン・テリブルっていうか…歌が大人っぽいからね。
辻村 ああ〜。
菊地 もうちょっと上に…歳より若く見られる人と上に見られる人がいるじゃないですか。
辻村 ああ、はい。
菊地 あんまり…あれでしょ。
辻村 そうですね。二十歳ぐらいの時はすごい上に見られて、今は…まちまちですね。見た目だけで若いって言われたり。
菊地 ああ、はい。
辻村 発言でね…ちょっと上に見られたりとか。
菊地 はい。
辻村 でも…冷房はやっぱ寒いですけどね。
菊地 冷房寒いですよね。
辻村 はい。
沙良 やっぱキツいですよね。
辻村 もう…長袖買ってねえ。
沙良 (笑)。
菊地 そうですよね。だって僕…「貼るカイロ」、夏のほうが持ってますもん。
辻村 うーん。
沙良 へえ〜っ。
菊地 冬は貼んないですよ。「貼るカイロ」なんか。
沙良 ああ〜、カイロ貼ったらいいんですかね。
菊地 そう。
沙良 あ、そっか〜。
辻村 あと、半身浴…してね。
沙良 ああ、ああ。
辻村 温めて…うん(笑)。
沙良 勉強になります。
菊地 年上っぽいですよね(笑)。
辻村 (笑)。
菊地 だけど…まあ、でも…6つぐらい上なんだ。
沙良 いやいやいや…3つ?
辻村 そうですね。さっきのあれで言うと。
沙良 ですね。
菊地 そんな変わんないんですね。なんか、全然…お兄さんと妹に見えますけどね。
沙良 あ、見た目?
菊地 見た目っていうか、ヴァイブスが。
沙良 精神年齢とか。
菊地 いやいやいや…沙良さんの精神年齢が低いっつってるわけじゃないんだけど(笑)。
沙良 (笑)。
菊地 でも…低いかもしんない(笑)。
沙良 言われた〜(笑)。
菊地 でも、大人っぽいとこは凄い大人っぽいから。…大人っぽいですよね。
辻村 そうですねえ。
菊地 だって、年上かもしれないと思ってたんでしょ?
辻村 そう。パワーが凄いんで。
沙良 ええ〜。そうですか。
辻村 どこが…というか、パワーというか。ちょっと…なびいてしまう、崩れてしまうような…隣にいて。
沙良 あら。
辻村 なんで、しっかりしてはるなあ…とは思ってたんですけど。
菊地 なるほど。小娘ではないな、と。
辻村 うーん(笑)。
菊地 ですよねえ。
辻村 凄い秘めたるパワーが…
菊地 そうですよね。
沙良 はあ〜。
菊地 辻村さんから見て、いかがですか。沙良さんは。
辻村 そうですねえ…
菊地 もし、もしフリー…好きになったらダメですよ。好きになったら…殺すからね(笑)。
辻村 はい(笑)。
沙良 (笑)。
菊地 まあ、でも…どうですか。もし、同じ学校…同じクラスにいたりなんかしたら。
辻村 どうなんだろう。どうしよう…その…接点をね、見つけないと。今はね、音楽やってるからいいですけど…
菊地 辻村さん、「セッ…」って言っただけで、ドキッとさせるよね(笑)。
辻村 (笑)。
菊地 「せってん」とかって(笑)。
沙良 声がエロいから。
菊地 声がエロいから…ほんとの深夜番組みたいになってますけど(笑)。
辻村 (笑)。
菊地 接点を見つけないと…って、接点だらけじゃないの! 二人で歌唄えばいいんだから、だって!
辻村 まあ、うーん…ヴォーカル同士とかは、やっぱりちょっと難しいのかもしれないですね。ぶつかりやすくもあるんで。
沙良 ああ〜。
菊地 ああ、なるほど。
辻村 うーん。
菊地 なんか、お兄さんな発言ですよね。
沙良 そうですね。
菊地 あ、そういうもんですか。
沙良 ヴォーカル同士…
菊地 うん。ジャズのね、サックス同士はね、バカばっかりなんで。
辻村 (笑)。
沙良 仲良くなりますか。
菊地 めちゃめちゃ仲良いですよ。
沙良 ああ〜。
菊地 全然…ギクシャクしたことなんか一回も無いですね。
沙良 ふうん。
菊地 ま、ワタシがバカなだけかもしれないですけど(笑)。
辻村 いえいえいえ(笑)。
沙良 でも、わりと私も…あんまりヴォーカリストに…「ウッ…。」って思ったりしないタイプで。
菊地 でも、されるでしょ。
沙良 され…は、したことはありますね。
菊地 いや、今も…刻一刻とされてると思いますよ。
沙良 そうなんですかねえ。
菊地 うん。やっぱ…凄い…嫉妬を買う仕事だと思わないとダメだよね。
辻村 うん。
沙良 はあ〜。
菊地 うん。でも、結構…沙良さんって、すごいボヤーッと…ある意味、すごい…バカとは言わないですけど、ボヤッとしてて。
沙良 言ってません?(笑)。
菊地 いや、言葉…発音としては言いましたけど。
沙良 あの…ボヤッとしてます。自分でもそう思います。
菊地 うん、ボヤッとしてるから…ヤバいファンのおっさんとか、嫉妬してる同業者の、要するにネガティブなヴァイブとか、ヤバいヴァイブとかを、結構…見えないし、そんなもん無いんだぐらいの、サラサラサラサラ…駄洒落になっちゃいましたけど。
沙良 (笑)。
菊地 サラサラサラサラしてますよね。
辻村 うーん。
沙良 うーん、どうなんですかね。実際、でも…周りにいないと思ってるんですよ(笑)。
菊地 いや、いると思いますよ(笑)。ていうか…知ってますよ、ワタシ(笑)。
沙良 えっ!…そうなんですか。
菊地 はい(笑)…誰が何とかじゃないですけどね。
沙良 はあ。
菊地 でも、それ言ったらあれでしょ。辻村さんだって…相当なもんじゃないですか。
辻村 いえいえ。奈良で同じような感じの人がいなかったんで。
菊地 ああ、そうか。
辻村 うん、孤独…。
菊地 孤独感なんだ。
辻村 ん?…まあ、独りで大丈夫というか。
菊地 大丈夫というか、ああ…なるほど。
辻村 自由にやっていた、という感じですね。
菊地 これからですよ。その…妬まれたり人に付きまとわれたりとかいう…この仕事の醍醐味!
辻村 (笑)
菊地 (笑)。
辻村 楽しみですね。
菊地 余裕の発言ですね。
辻村 いやいやいや。
菊地 いや…前のライブの後、飲みに行ったのよ。
沙良 はい。
菊地 そしたら、すげえ(笑)…ひと言も言えないけど。オンエアでは。
沙良 はい。
菊地 凄くて(笑)。
沙良 どういう…
菊地 いやいやいやいや…ひと言も言えないです。ひと言も言えないです。
辻村 (笑)。
沙良 えっ!…私のイメージしている…感じではない?
菊地 いや、まあ…それはもう無理ですね。もう無理です、それは。
辻村 そらそうですよぉ。
沙良 ええ〜。
菊地 もう一緒に番組出来ないかもしんない。全部聞いたら。
辻村 (笑)。
沙良 ほんとですかぁ〜…。
菊地 でも、まあ…それ言ったら、ワタシもそうなんで(笑)。
沙良 (笑)。
菊地 誰も何も言えないんですけどね、沙良さんに。すべてのことは。
辻村 (笑)。
菊地 と、「ヴォーカリスト同士はなかなか…」なんていう話が出ましたけど。
沙良 うん。
菊地 まず、今日せっかく三人揃ったところで。まずは何をやるかといえば…
沙良 はい。
菊地 コントですよね。
辻村 (笑)。
沙良 キタ!
菊地 はい。じゃあ、コント…。まあ、内容としてはですね、いちおう三人ともシンガーっていうか、音楽家ですから。当然、内容は皆さん想像がつく内容だと思いますけど。それでは早速、どうぞ。
(「4番ピッチャー・サラ太郎」が打席に入って悪態を吐く、爆笑の高校野球コント)


コント内で、野球解説者役をこなした辻村さんの口調に、ナチュラルな状態の板東英二的、掛布的、川藤的というか、ハスキーヴォイスの関西人でないと出せない、絶妙なテイストが入っていて、個人的にツボでした。
歌も最高にカッコイイので、今後メディアでの露出が増えて行くのか、楽しみです。