「青羊さんが、めたもるシティに連れて行きます。」

「粋な夜電波」第336回放送は、アルバム「めたもるシティ」のレコ発ライブの告知も兼ねて〈けもの〉の青羊さんがゲストに。
相変わらず独特のふわふわした雰囲気を漂わせる青羊さんをいじっては楽しそうな菊地さん。
今回のライブへの意気込みなどを語られたトークの一部を文字起こししてみました。

めたもるシティ

めたもるシティ

「青羊さんに商売っ気が無さすぎるのでは?」というメールを読んで。)
菊地 いかがですか?
青羊 えと…ちょっと最近気付いたんですけど…。
菊地 はい。
青羊 その…「商売っ気が無い」というか、音楽作ったら…
菊地 はい。
青羊 なんかこう…なんか「自分のものでいい」みたいなところがあって…
菊地 (笑)。
青羊 人と共有しようってところが、ちょっと少ないなと思って…
菊地 (笑)。
青羊 これからは、もうちょっと商売っていうか、自分の作ったものをみんなと共有していきたいなと思っているところです(笑)。あの…三日前ぐらいに気が付きました。
菊地 三日前?…すごいですねえ。
青羊 はい。
菊地 今、素敵な声で笑いながら、とんでもない事言いましたよね(笑)。
青羊 ほんとですか(笑)。
菊地 音楽作ったけど共有する気が無かったんですか?…今まで(笑)。
青羊 いや、あったんですけど、「共有する」っていう気持ちが、人より足りないなと思って。はい。
菊地 足りない…のかもね。青羊さんって「出来上がれば満足派」ですもんね。結構ね。
青羊 そう…
菊地 世に出れば…
青羊 それがちょっと…いけないのではないかと思って。
菊地 ま…いけないかどうかはともかくとして、二派に分かれますよね。例えば…ですけど、別に比べてもしょうがないんだけど、いちおうウチのレーベルのアーティストということで…
青羊 はい。
菊地 ものんくる]なんかは、ものすごい…いい意味で商売っ気がものすごいですよね。
青羊 頑張ってる、[ものんくる]!
菊地 (笑)。
青羊 頑張って!…偉い、[ものんくる]!…ほんとにそう思って。
菊地 はい。それに比べて自分は…(笑)。
青羊 そう(笑)。
菊地 ま、そうですよね。
青羊 はい。
菊地 だって[ものんくる]はガンガンに商売っ気ありますもんね。
青羊 はい。
菊地 まあ…そうですね、商売っ気があるアーティストをもっといっぱい入れたほうがいいのかもしれないですけどね(笑)。とはいえですよ、やっていきましょうよ、ガンガン。
青羊 はい。
菊地 評判いいですからね。あのアルバム。
青羊 ありがとうございます。


(中略)


菊地 青羊さんって、こう…何つったらいいかな…周りに「青羊さんをどうにかしたい!」って思うトップクリエイターの人がガンガン集まってしまう…
青羊 いえいえ(笑)。
菊地 ものすごいカルチャー・フェロモンが出てる人ですよね。
青羊 えっ、ほんとですか。
菊地 カルチャー・フェロモン出てますよ。
青羊 嬉しい。
菊地 出てない人は全然出てないですからね。
青羊 ほんとですか。
菊地 うん。青羊さんって…そういう、すごく…いろんな人がワーッて巻き込まれていくじゃないですか。
青羊 (笑)。
菊地 ワタシもそのひとりなんでしょうけど。
青羊 ああ…ありがとうございます(笑)。
菊地 でもね、今年車の中で一番聞いた…ま、「この夏一番聞いたアルバムがガチのガチで『めたもるシティ』でした。」って(メールの方が)おっしゃってますけど、ワタシもそうなんですよ。
青羊 あ、ほんとですか。やったー。
菊地 結構多いですよ。「この夏一番聞いた。」っていうのは。
青羊 車に乗りながら聞く人が…
菊地 そうですね。ドライブミュージックとしてもそうですけど、もちろんリビングミュージックとしても。
青羊 はい。
菊地 そうですね。相当聞きましたね、これは。
青羊 ありがとうございます。
菊地 青羊さんって聞くんですか。
青羊 えっ?
菊地 作り終わった後。
青羊 作り終わった後は…聞き…ます。はい、聞きます。
菊地 結構自分でいっぱい聞くほうですか。
青羊 気に入った曲は…聞きます。
菊地 (笑)。
青羊 気に入らない曲が入ってるってわけではないんですけど。
菊地 まあまあ…上のほうのね。
青羊 自分がすごい気に入った曲は、そればっかり聞きます。1曲だけワーッて聞いちゃいます。
菊地 ああ、なるほど。
青羊 自分の曲に限らず…
菊地 何でもね。
青羊 はい、なんかすごい気に入ったら…
菊地 これだ!っていうのをね。
青羊 はい。
菊地 そんな感じですよね(笑)。


(中略)


菊地 とまあ、そういうわけで、「YouTubeのチャンネルのほうもよろしくお願いします。」プラス「アルバムも買ってください。」…まだまだ今からでも遅くないですからね。「この秋冬、一番聞いたアルバムは『めたもるシティ』でした!」という方が一人でも増えて欲しいですよね。
青羊 はい。
菊地 商売っ気が無い青羊さんですら。
青羊 いや、聞いてください(笑)。
菊地 (笑)。
青羊 あの…いいのを作ったつもりなので。
菊地 ですよね。
青羊 はい。聞いていただきたいです。
菊地 そして、そのアルバムのですね…動画、アルバム自体もさることながら、なにせレコ発ライブがあります。
青羊 はい。レコ発やります!
菊地 タイトルが「“めたもるシティ”に連れてって」っていうですね。
青羊 はい。
菊地 これ、私をスキーに連れてって」と…
青羊 ちょっと古いですね(笑)。
菊地 ほぼほぼ韻が踏まれているうえに、ちょっと古いですけども。
青羊 はい。
菊地 とにかく連れてってほしいんですね。
青羊 あの…連れて行きますので!…ぜひ、はい。来てください。
菊地 青羊さんが連れてってくれるんですね。
青羊 はい。私が連れて行きます。
菊地 この…「めたもるシティ」に連れてくってのは、何ていうか…上っ面の寄せ口上じゃないですよね。実際「めたもるシティ」に連れてってくれるんでしょ?
青羊 はい。
菊地 実際に市長が来るわけですよね。
青羊 そうなんですよ。「めたもるシティ」の市長が…
菊地 (笑)。
青羊 挨拶しに来ますので。
菊地 とうとう始まった。「青羊さんクオリティ」が!…番組開始40分で「青羊さんクオリティ」始まりましたね。
青羊 はい(笑)。
菊地 「めたもるシティ」の市長がいるのね。
青羊 はい!市長がいるんですよ、実は。
菊地 いるのね。
青羊 はい。
菊地 ほんとにいるんですね。
青羊 はい、いるんです。
菊地 看板とかそういうんじゃなくて、実体がいるわけね。
青羊 はい、います!
菊地 その市長が、市長として挨拶に来るのね。
青羊 そうです。あの…本屋の副業をやってる(笑)…
菊地 (笑)。
青羊 市長が副業なんですけど、本屋をやってる…
菊地 本屋が本業なのね。
青羊 で、副業で「めたもるシティ」の市長をやってる方が来ますので。
菊地 この方だって、ぶっちゃけ有名な人ですからね。
青羊 そうですね。
菊地 青羊さんのカルチャー・フェロモンに…灯りに集まる蛾のように(笑)…
青羊 いや、蛾はちょっと(笑)…
菊地 …かのように、ね。蝶のように集まって来た人のひとりですよね。
青羊 はい。
菊地 市長にまでなってしまった。
青羊 はい。