「小田家は設定が甘甘の家系。」

「粋な夜電波」第373回放送は、「フジロック直前緊急企画!スパンクハッピー特集」。ゲストにSPANK HAPPYのメンバー、ODをお迎えしての1時間。まだ制作途中の新曲など、貴重な音源もオンエア。
「ODノットイコール小田朋美」という設定に混乱するトークの一部を文字起こししてみました。

夏の天才

夏の天才

菊地 はい、というわけで、只今お聞きの曲はFINAL SPANK HAPPYさんで「ヒコウキ」という曲ですね。
OD はい。ありがとうございます。
菊地 こちらの…しつこいようですが動画が「Instagram/SPANK HAPPY」「Twitter/SPANK HAPPY」、いずれも公式アカウントということでしょうか。
OD はい。上がってます。
菊地 そちらで上がっておりますので、ぜひチェックしてください。
OD 聞いてくださーい。
菊地 はい。よっと。というわけでODさんにね、来ていただいておりますけども。
OD はい。ありがとうございます。
菊地 そうですね。何でしょうね。ちょっと待ってくださいね。メールいきますね。


(「スパンクハッピー、地上波で観たいです!」というメールを読んで)


菊地 今日はODさんがいらっしゃるとのこと、めちゃ嬉しいじゃないスか。
OD 嬉しいじゃないスか。こんばんわ。
菊地 このOD口調がだんだん拡散している感じですねえ。
OD (笑)。
菊地 たくさんのフェス出演、喜ばしい事ですが、この猛暑の中、行くほうも命懸け。大変じゃないスか。
OD そうじゃないスか。
菊地 単独ライブはすぐ売り切れちゃうし。」…売り切れちゃったんですか?
OD そうなんです。8月5日にクラブ「0(Zero)」という所でワンマンを演るんですけど。
菊地 はい。
OD 発売5分ぐらいで、もう売り切れちゃったじゃないスか。
菊地 何枚売り切れたんですか?
OD 100枚…(笑)。
菊地 100枚は売り切れるでしょう。
OD 100枚は売り切れちゃいますね(笑)。
菊地 売り切れますね。やっぱ2000枚ぐらい売り切れると迫力がありますよね。
OD ねえ。そうですね。
菊地 100枚ってのはね。
OD (笑)。
菊地 場合によっては、ちょっと人気がある女の子の誕生会で100枚いくでしょうからね。
OD 全然いくでしょうね(笑)。
菊地 いくでしょうね。だから、逆に5枚とかだったら凄いですね(笑)。
OD (笑)。
菊地 5枚が1年かけても売れなかったりしてね。5枚が5秒で売り切れた…みたいなのも面白かったですけどね。ま、100人の前で演るということですね。
OD そうです。
菊地 それ以降もライブがいっぱいあるのですね。
OD そうなんで…そうじゃないスか。
菊地 うん。いっぱいあるんですか。
OD いっぱいあるんですね。まずFUJI ROCKがあった後にワンマンがあり、ワンマンの後にはStudio Coast…新木場で、ceroさんの主催で「Traffic」というイベントに出て、そして9月には「夏の魔物」と、アーバンギャルドさん主催の「鬱フェス」というフェスに出ます。
菊地 もう…5本、出まくりですね。
OD ねえ。
菊地 「フェスビッチ」と言われてますね。
OD ほんとです。
菊地 はい。特にFUJI…フジが日曜でしょ。それから3週間、日曜…連続で。
OD そう。毎週。
菊地 日曜。
OD 連続ドラマのように。
菊地 ほんとテレビ番組みたいですね(笑)。
OD そうです(笑)。
菊地 だから「単独ライブのチケットが売り切れちゃったんで残念。」って御便りを…なんだかわかんないけど、どうしてかわかんないけど、この番組にいただくんですよ。
OD ああ〜。
菊地 はい。あんま関係無いですけどね、この番組自体はね。
OD うん。
菊地 なんですが…ま、そんなに気を落とさなくても、いっぱいライブあるってことですね。
OD そう。夏フェスもあるし、その秋冬もなんかいろいろやるじゃないスか。
菊地 もうぶっちゃけ…今だけって、この番組だけ教えていただきたいんですけど、先はどのぐらいまで決まってますか。SPANK HAPPYは。
OD 先は……正直決まってなかったですね(笑)。
菊地 (笑)。
OD 自分の頭の中では、「もう、いっぱいやるんだ!」っていうことが、もう…決まってます。
菊地 なるほど。わかりました。「私は是非とも、テレビの地上波でSPANK HAPPYが観たいです。BOSSにそっくりの菊地成孔さん、そしてタモリさんともなにげに老力士(ロレックス)ですし。」…最近、タモリさんに似てるって言われるんですよね。
OD ほんとですか?…全然似てないですけどね。
菊地 自分でも似てると思います。
OD へえ〜。
菊地 ちなみにですけど、これフライング…あ、絶対言っちゃダメだ。今、危なく言っちゃいけない事を言うとこでした。
OD (笑)。
菊地 はい。「是非とも『ミュージック・ステーション』に出て欲しいじゃないスか!
OD あっ。「ミュージック・ステーション」って…まだやってるんですか?
菊地 (笑)。
OD 私…子どもの頃に、自分…観てたじゃないスか。今も…いっぱいやってるんですよね。
菊地 やってんですね。最後の…ガッツリした音楽番組って言われてますけどね。
OD そうなんスね。うん。
菊地 あの…出たいですか?
OD うん。はい。…出ます。あ、「出ます。」って(笑)。


(「設定限界ボタン」を押して)


菊地 小田さん、落ち着いて(笑)。
小田 「出ます。」って言っちゃった(笑)。
菊地 ま、「出ます。」でもいいんですけど、全然。今…完全にわちゃわちゃしてる状態なんじゃん(笑)。
小田 もうねえ…大変なことになっちゃって。
菊地 大変なことですか、やっぱり。
小田 設定がね。設定が甘い家系なんですよね。
菊地 あ、設定が甘い家系なんですか。
小田 そうなんですよ。私のいとこがね…
菊地 はい。
小田 「カフェ ペロリンガ」っていうカフェをやっていて。
菊地 (笑)。
小田 で、なんか…髪の長いヒッピーみたいな従兄弟なんですけど。
菊地 はいはい。
小田 で、なんか彼が…その「カフェ ペロリンガ」ってのは、ペロリンガ星っていう設定なんですよ。
菊地 ああ〜、そういう設定ね。
小田 そう。で、彼は「のんたす」って名前を名乗ってて。
菊地 結構いってますね。設定家系じゃないですか。
小田 そう(笑)。
菊地 だったら得意じゃないの?
小田 で、それで…テレビに出た事、何回かあるんですよね。「ペロリンガ」…なんか内装が面白くて。
菊地 あ、面白くて。うん。
小田 テレビとかに出るんですけど。すごい設定が甘くて(笑)。
菊地 (笑)。
小田 「のんたす」のお母さんは、私の伯母さんに当たるんですけど、「じゅんたす」っていう…「ジュンコ」さんだからなんですけど。
菊地 (笑)。
小田 「じゅんたす」っていう名前で出ていくんですけど、2人とも設定が甘甘になってて(笑)。
菊地 (笑)。
小田 ただ…カフェの中では、通貨は「ペロタン」っていう通貨を使ってて。
菊地 あ、なるほどなるほど。
小田 円じゃないっていう…。
菊地 円じゃないんですね。
小田 そうそうそう。なんか、いろんな…設定が甘い事をやりがちな家系なので。
菊地 なるほど。
小田 ちょっとツライですね〜。
菊地 だから小田朋美さんも、「ODが…」って事に関して、設定が…細部ゆるいですからね。
小田 そうですね。
菊地 今日は行きのエレベーターの中で、「ODは、パン工場に子どもの頃から潜入して、パンを盗んでいて怒られた。けど、歌ってたら『お前の歌、いい!』って言われて…」
小田 そうそうそう(笑)。
菊地 とかいう話を打ち合わせて来て。さっき打ち合わせて来たんですよね。
小田 3分前ぐらいに打ち合わせて。
菊地 3分前ぐらいに決めた事ですからね(笑)。インスタグラムはね、そのまま後から何とでもなりますからね。
小田 そうですね。編集したりしてね。
菊地 編集したりしてね。はい。じゃあ、小田朋美さんのまま進みますけども。えーと…「ODさんから菊地さんにも話を通してもらえるようにお願いしてください。」…この人のメールも、もう設定おかしくなってますね。
小田 (笑)。
菊地 「菊地さんに話を…」って、菊地さんじゃないですよね。SPANK HAPPYはBOSSですからね。
小田 そうですね。
菊地 あっ、違う。俺がタモさんに話を通してくれってことか。OD 
小田 あー、なるほど。
菊地 なるほどね。
小田 SPANK HAPPYを繋いで欲しいってことですね。
菊地 はい。「『ミュージック・ステーション』で『King & Prince』と『スパンクス』が共演なんてことになったら、考えただけで失神しそうデス!」…「です」がカタカナになってますね。
小田 わー、すごい。嬉しいし…したいですね。
菊地 したいですよね。
小田 うん。
菊地 はい。え〜…じゃあ、まあ…ちょっと戻しますよ。じゃあまた催眠術みたいに3・2・1でODに戻ってもらいますよ。
小田 はい。
菊地 3・2・1…はい、OD!


OD ODじゃないスかぁ!
菊地 (笑)…いいっすね。