【EVENT】「笑い飯・トータルテンボス LIVEステージ」 @ラクーア(東京ドームシティ)

今年のGWは飛び石だから、というわけではなくて、いつもの休みと変わらぬ過ごし方。近場でいろいろイベント見付けて、ぷらっとのぞきに行ったりしていたら、たとえ9連休だろうがあっとゆー間に過ぎてしまう。
一応祝日は今日で最後。で最後を締めくくるにふさわしく(?)、お笑いのフリーライブに出かけて来た。
頻繁に行ってるラクーアの、中庭にある野外ステージ。いつもなら子供向けのイベントを多くやっているのだが・・・案の定着いたらちょうど「アンパンマンショー」をやっている最中。しょくぱんマンが歌っている間、横で手拍子をしている脇扱いのアンパンマンに苦笑しながら、「銀だこ」の店頭、長蛇の列に並ぶ。たこ焼き食ったり、ヴァンガードのぞいたりして3時を待つ。
先ほど子供でいっぱいだったステージ前が、お笑い好きの若い女子で埋まり、後ろの方までかなりの人が集まった。
音楽が鳴っていよいよ登場か?と思ったら、現れたのは司会の男。誰やねん!と思ったら、元・ノンキースの片割れだった。ブレイク出来なかった芸人が、今が旬の若手を紹介するとゆー構図はちょっと悲しい。

でやっと、「トータルテンボス」登場。屋外での余興とゆーことで、声が届くかどうかとか、場の雰囲気を確かめながらのスロースタート。お客さんをいじったりしながら、ライブとゆーよりはスタジオ観覧者に向けて前説をするような感じ。そこそこ温まって来たところで「じゃネタやりまーす」と言ってネタに入る。笑いの返りが遅いからあまり細かいネタが出来ないせいか、テンポを上げずに短めのやりとり。ただ、いつも以上に「ハンパねえっ!」を連呼し、自分たちの売りを充分アピールしていた。こちらとしては生であのツッコミを聴けただけで満足。

続いて「笑い飯」。たら〜っと出てきていつもの調子。ジェットコースターの音が気になってやりにくそうだったが、それもまた逆手に取って、ギアを上げそうでなかなか上げず、すかしたりなだめたりして、独特の間に客を引き込もうとする。やっぱりテレビのネタ番組と違って、観る側全員が集中しているわけではないから、こういうイベントは特に、まずは自分たちのペースに持っていくというのが難しそうだ。笑い飯の代名詞「ダブルボケ・ダブルツッコミ」は後半一気に加速することで笑いが倍加していくのだが、今回もあまりスピードアップせず、勢いで笑いをとるところまでは披露してくれなかった。しかし、このあとどうすんねん?という期待と不安を客に抱かせつつ緩急をうまくつけた、いい意味でスリルのあるステージだった。
普通こーゆー屋外のステージだと、ルックスにインパクトがあったり、動きの多いネタをやる芸人の方が向いてそうなのは明らかなのに、この二組を送り込んでくるあたり、吉本もなかなか自信があったのだろうか。イベント独特のゆるーい雰囲気をうまく掴んで、最終的には、冷やかしの家族連れとかも含めた、いろいろな客層の人々を笑わせているのだがら、やはりこの二組は実力あると言っていいだろう。早くも今年のM-1が楽しみになってきた。