「LIVE SUPERNOVA」@shibuya o-nest


McDonald’s TOKYO REAL-EYES presents LIVE SUPERNOVA
タカチャ/音速ライン/キャプテンストライダム

友人がまたフリーライヴのチケットを当てたので、お供させてもらうことになった。仕事もそこそこで早あがりさせてもらって渋谷へ。
o-nestという会場には初めて来たけど、ほんとに道玄坂上ったホテル街の中にあるのだな。On-Westの方になにやら長蛇の列が出来ていて、ビジュアル系のバンドかなにかやってそうだが、我々が行くのは奥の小さなエレベーターで6F。J-WAVE主催の招待客のみ入場のイベントなので、混雑もなくすんなり入れる。入ると、バーカウンターのあるロビーになっていて、数人が椅子に座って飲み物片手にくつろいでいる。通常のライヴよりゆとりがある感じ。開演前までまずはそこでビール一杯。
外の螺旋階段を下りてライブスペースに入ると、予想以上に狭い。人数が多くないので、せまっくるしいというわけではなくて、「え?こんなに近くで観れるの?」という驚き。
キャプテンストライダム音速ラインも、これからブレイクするんじゃないかと期待しているバンドなので、こんなに近くで観れる機会は最初で最後なんじゃないか?と思って、このラッキーさを喜ぶ。・・・しかし、周りを見渡すと9割がた若い女の子。30台の男なんて我々しかいないんじゃないか?・・・ちょっと肩身がせまいので後ろの方でおとなしくしていると、MCの男前にーちゃん登場。
説明によると、J-WAVEマクドナルドがスポンサーの番組を土曜の深夜に放送していて、そこではこれからクるであろう新人をいち早くチェックしているらしい。その番組のイベント第一回が今回で、以後毎月開催していく予定だとのこと。ラジオは普段ほとんど聴かないのだが、感じの良いMCだったのでなかなかいい番組なんぢゃないかと推測する。
そして紹介され、最初にタカチャが登場。名前も初めて聞くし、どんな音楽をやっているのかも全く知らなかった。そもそもバンドなのかも知らなかったのだが、出てきたのは1人のレゲエシンガーでした。後ろにDJがもう1人いるが、歌っている彼がタカチャらしい。レゲエのリズムに日本語の歌詞を乗せ、ゆったりとしたグルーヴを出している。自分のことをほとんど知らない客を前にして、一生懸命語りかけるように歌う姿は好感が持てる。歌もサビが効いているし、歌詞も聞き取りやすいし、彼もいつブレイクしてもおかしくないんじゃないかな。
続いては音速ライン。ミニアルバムを2枚借りて予習していたので、音はとても気に入っていたのだが、こんなルックスだったとは!出てきた眼鏡の小柄なおっさんがボーカルだと知って、ちょっと驚いた。もうちょっとルックスが良ければ売れるのになあと心配したが、ベースの兄ちゃんがなかなかいいキャラで、客のあおり方もうまいし、ボーカルの彼もそこに絡んで笑いをとっていた。暗そうに見えたけど、なかなかしゃべりも出来るし、CDだとか細く聞こえた声もライヴではしっかり聞こえたし、バンドの出す音もなかなか迫力あった。切ないメロディに轟音ギター、さらに一曲の中で度々リズムを変えるなどの工夫が凝らされていて、音的にはすごくツボ。スピッツ meets バンプとゆー感じで、彼らもどーんとブレイクして欲しい。今後も応援していきたくなった。
トリを務めたのはキャプテンストライダム。さすがに既に知名度があるのか、彼ら目当ての若い女性客が前に詰めかける。会場もかなり盛り上がってきた。演奏もリズム隊が非常にうまくて、安定感があるので、客も安心してノレるところがあるようだ。これはブレイクするバンドの必須条件だな。「マウンテン・ゴーゴー・ツー」や「流星オールナイト」のシングル曲は流石の大盛り上がり。
その他の曲も演奏でぐいぐい引っ張っていく感じで、会場をさらにヒートアップさせていた。彼らもやはりいい!
個人的には、シングル級の曲がもっと多くあればいいのにと思うところもあったが、若い女の子を中心に確実に人気は上がって行きそうだ。

いずれもこれからを期待させるアーティストを、こんなに間近で観れて、非常に良いイベントだった。しかもこれがタダで観れたのだから、言うことなし。
帰りに友人に一蘭」のラーメンをごちそうし、替え玉もされましたが、それでも安いもんです。来月ある予定の次回のチケットも当ててくれないかなあ。