「ブックバトン」

sumauさんから回して頂きました。いろんなバトンが出回っているみたいですが、そーいや本についてはまだだったな。

1.持っている本の冊数
マンガを抜いたら、250冊ぐらいでしょうか。そーいや数えたことなかったなあ。ブックオフで結構処分してはいるのですが、なかなか置き場に困ります。

2.今読みかけの本 or 読もうと思っている本
『ブランコのむこうで』(星新一新潮文庫
そーいや相方に借りっぱなしで未だ読んでいなかった。
本屋の目立つ所に平積みしてありますが、今売れているらしいですね。「ショート・ショート」の星新一の長編なんてめずらしいなあと思って気にはなっていましたが。
ブランコのむこうで (新潮文庫)

3.最後に買った本(既読、未読問わず)
小林賢太郎戯曲集』(幻冬舎
久々に買ったハードカバーの本がこれ(笑)。ラーメンズのコントのシナリオ本です。
制約の多い舞台コントの構造が少しは理解出来るかなと思ったのですが、本を読まずについついDVDの方を観返してしまいます。
小林賢太郎戯曲集―椿・鯨・雀
4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
作品単位とゆーより、わりと文体が好きな作家のものばかりを選ぶので、なかなか読み方としては狭いです。
この一冊とゆーより好きな作家ベスト5のようになってしまいますが、一応選んでみました。

村上春樹は「全集」と書きたいところですが、全集は持っていないので。
龍と春樹はほぼ全部読んでいるとゆー典型的な「W(ダブル)村上」派(この物言いがバブルっぽい)のワタシですが、村上春樹でベストの作品を選ぶとなると、やはりこれになってしまいますね。「日常と非日常、自己と他者、物質と精神などの比較に対してアンビバレントな自分とゆー存在」を再確認するのに最もわかりやすい物語ではなかろうかと思っていて、何度も読み返しています。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

春樹文体が自分にとっての精神安定剤なら、龍文体はアッパー系ドラッグのようなもの(?)。ワン・アイディアで書き始めたはいいが途中で飽きちゃって放り出してしまうこの人の性格からして、多作過ぎてどれも完成度でいまひとつの印象がありますが。しいて選べばやはり「コインロッカー」とゆーことになるのでしょうか。
今度ハリウッド映画になるそうですが、どーなることやら。
コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)

個人的な思い入れとゆー点ではこの作品が一番でしょうか。主人公に対して最も感情移入出来る小説です。
なんか生い立ちとか自分に近いと感じますし、読んでいると思わず「脳の中で号泣」してしまいます。
ムーン・パレス (新潮文庫)

映画でもお笑いでもそうですが、「本人は大真面目、でもやってる事は他人からみたら突拍子もない」とゆーちょっとクレイジーな人の話が大好きです。馬鹿やればやるほどせつない、その度合いが大きければ大きいほどいい。でもそれはあくまでも「日常」の延長上にある・・・(自分のロック観にもつながっているのかもしれません)。
ニュークリア・エイジ (文春文庫)

大事な人にもつい心ない言葉を投げてしまったり、日頃のコミュニケーションにおいて反省すべき点は山ほどあり、後で自己嫌悪に陥ることもしばしばですが。リスペクトするミュージシャンの一人である佐野元春氏の、言葉を慎重に選びつつ自分の考えを伝えていく姿がよくわかる本書を読む度に、「自意識をしっかり持つ」ことは安易なナルシシズムに浸ることではない、と考えさせられます。

5.次にまわす人
chaiさん、えるたさん、sskさん、Berkutさん、よろしかったらお答え下さい。お願いします。