【CD】「紫陽花/螺旋階段 椿屋四重奏」

4月8日渋谷AXでのワンマンライヴの帰り、タワレコで予約していた椿屋四重奏の1st Maxi Single「紫陽花/螺旋階段」がいよいよリリースされました。特典が付くとゆーのでタワレコに引き替えに行ったら予約特典はポスターで、別に予約していなくても先着順でもらえるようだったので、天秤にかけた結果、缶バッヂが付くとゆー下北のハイラインの方で買うことにしました。
1050円でカラオケバージョンを含む5曲を収録。さらに初回特典で4月8日のライヴ映像を収めたDVD付きという出血大サービス。いよいよ本格的にメジャーでのブレイクを狙ってきています。だいたいリリースの少ないこの梅雨の時期に「紫陽花」なんて狙いすぎたナンバーをぶつけてくるあたりがあざとくもあります。この雨模様を彩るかのようなバラードは本人主演の映画の主題歌でもあり、一聴してサビがすぐ耳に残る、まさにシングル向きの名曲で、今までのコアなファン以外にも受け入れられることは間違いないでしょう。
しかし注目すべきは「螺旋階段」との両A面(ってイマドキ言わないか・・・Wリードシングル?)になっているところで、わかりやすいバラードナンバーと同時に、椿屋独特のファンク歌謡路線をさらに発展させたソリッドなナンバーをぶつけてきているところに、中田裕二の意地を感じます。ただ「『いい曲』を歌う人たち」と思われるだけではなく、3人が生み出すロックのダイナミズムを感じて欲しいのでしょう。特典のDVDでの「空中分解」のライヴ映像を観てもらえば、さらに多くの人にロックバンドとしての椿屋四重奏艶ロック日本代表)の魅力を十分にアピールすることが出来ると思います。
3曲目のアコギでの弾き語り「十色の風」も名曲。静と動のコントラストをますます強め、楽曲の幅を広げ、バンドの懐の深さを見せつける、この志の高い新人バンドに期待せずにはいられません。
大ブレイク寸前。今週末九段会館での初のホールワンマンショーが楽しみです。
ちなみにシングル購入者先行予約での10月8日、日比谷野音でのライヴのチケットも即購入。きっとその頃にはスーパーな存在になっていることでしょう。

紫陽花/螺旋階段

紫陽花/螺旋階段