「愛犬家のメンタリティ」

たまたま仕事で「子犬の育児雑誌」の文字組やレイアウトの修正なんかをやっていました。
愛犬家の皆さん(特に子犬だからなのか?)は、「鈴木花子ママ」(仮名)などと「ママ」「パパ」、愛犬は「コジローちゃん、1才2ヶ月/ミニチュア・ダックスフンド」などと紹介されていました。
ちょうど先日「ひよこクラブ」も仕事でやっていたので、全く同じノリだったのが面白かったです。「うちの子は好き嫌いが激しくて困ります」「いたずらをした後知らんぷりするんですよ」なんていう、読者からの投稿&質問コーナーがあったりして、ほんとに「育児雑誌」なんだなあ。
人間の子供のことかと思って読むと「うちの子はうんこを食べてしまうのでやめさせたいのですが・・・」なんて書いてあってギョッとしますが。
愛犬の自慢を投稿してくるわりには、飼い主さんのみの顔写真とコメントが掲載されていたりして、犬が主役とゆーよりは、愛犬家どうしのコミュニケーションを中心とした雑誌として成立しているようです。
それにしても愛犬家の犬自慢って、あまりしつこいとちょっと辟易してしまうところがありますね。
なぜなんだろう?犬をわが子のようにかわいがるのは大いに結構だし、微笑ましくもあるのですが・・・。
思ったんですが、多分、動物を人と同じように扱うことに抵抗があるのではなくて、一部の「世の中の人は全員犬好き」だと信じて疑わない愛犬家の考え方に抵抗があるのだなと気付きました。
「こんなにかわいいうちのワンちゃんをどうして邪見に扱うの?信じられない!」みたいな、オバチャンの独善性が嫌なだけなんですねえ。
いや、もちろん犬は好きですよ好きですけれども、「世の中全員犬好きとは限らんぞこらあ」と反発したくなってしまいます。
その点、愛猫家は、「猫は好きな人は好きだけど苦手な人も多い」という認識が十分あるし、猫好きだと公言するのにちょっと照れがあったりするような気がするのですが。(ま、これも個人的な思い込みです)
とゆーわけで、ニンテンドッグスの猫版「nintencats」の発売はないかな〜と思っている、ぢゃぽんでした。