尾張良ければすべてよし。



どうも、ロキノン編集長が粉川しのに変わって正直物足りなさを感じています、ぢゃぽんです。

ひょんなことから行くことになった初めての名古屋でしたが、結果的にあちこち回って、久々に旅行らしい旅行になり、楽しんで帰って来ました。
以前新幹線で名古屋駅前を通過したときに、高層ビルが建ち並んだその都会ぶりに驚いたものでしたが、その後すぐに車窓から見えたのは田園風景だったので、やはり見栄をはる文化なのかなあと苦笑した覚えがありました。
でも結果的にその集中ぶりが良かったのか、初日に名古屋一の繁華街・栄から矢場町大須と歩いたのですが、ひととおり見て回れて、名古屋の雰囲気を掴むことが出来たような気がします。
(移動はすべて地下鉄で。ゆるキャラ図鑑にも載っていた名古屋交通局のマスコット・ハッチーの姿も発見!・・・かわいくない。)
服などの店舗に関しては、「名古屋にあるものは東京にもある」という印象でしたが、やはり「ごった煮」文化の真骨頂は食にアリ!まずは無難にと三越の上階で食べたみそカツ丼ですら、セットを注文したら、ミニじゃなく普通に一杯のきしめんの丼が付いてくるとゆー、その量に圧倒されました。周りの人も普通にそれ食ってるし。
翌日の「ひつまぶし」「あんかけスパ」も然り。名古屋の人は濃い味好きで、とにかくてんこ盛りにしてあるモノが好きなんですねえ。かなりのインパクトがありました。
「まるや本店」のひつまぶしは鰻が柔らかくてうまかったのと、薬味をのせたりお茶漬けにしたりと食べ方を変えたら確かにいろんな味を楽しめたので、結果的にはお櫃一杯分の飯を平らげてしまいましたが、完食後はしばらく動くことが出来ず。
大名古屋ビル地下の「チェスティーノ」のあんかけスパは、焼けた鉄板の上で麺の塊にかけられたドミグラスソースが跳ねまくり、上にはコロッケとエビフライとハンバーグがどーんと乗っかっているとゆーその様には絶句。ちょっとあり得ない食べ物でした。・・・これは元気がないと食えないわ。名古屋の人の底知れぬパワーを感じました。

名所名跡を回るつもりはなかったのでしたが、街中をうろつくだけでは間が持たず、結局ベタに名古屋城とかも行ってみましたが、行ったら行ったで面白いものですね。売店金鯱焼きとか食べてみたり。(朝食を喫茶店のモーニングでと思っていたのですが、行きたかったコメダ珈琲を探せず、名古屋城売店で済ませようと思ったら、「只今の時間は『麺喫茶』のみになっております」と言われた・・・うどんでコーヒーが飲めるかい。)
あ、そーいえば「すがきやラーメン」の店舗も見かけたので、ソフトクリームも食ってみました。これも麺喫茶みたいなものか?
名古屋港にも足をのばし、イタリア村をのぞいたり、さびれたセガランドで観覧車に乗ったりもしましたが、やはり地方都市の匂いがムンムンして終始トホホ感を抱きながらの観光スポット巡り。「これはないよなあ」などとブツブツ文句を言う、地元の人から見たらイヤな東京人だったと思います。

ただ、ヴィレッジ・ヴァンガードの本店詣りが出来たのは嬉しかったです。ちょうど本店が20周年ということで、限定グッズとかも買えましたし。いまや全国にファンを持つこの「遊べる本屋」のスタイルは、やや中途半端になりがちな名古屋のごった煮文化が、いい方向で集約された成果ですね。その発祥の地は周囲にえらく何もない田舎〜な所にポツンと建つガレージでした。

今回イベントとして、ヘビーな名古屋名物にチャレンジしてきましたが、おかげでしばらく意識的に行っていた食事制限が御破算に。・・・連休明けからダイエットはいちからやり直しです。