卵側に立つ。
村上春樹氏のエルサレム賞受賞スピーチの日本語訳文を読みました。
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php
感銘を受けました。
壁に向かって投げつけられ、壊されて行く大量の卵を想像した時に、やるせなさと怒りとがこみあげてくる。
実にうまい喩え方をなさる。さすがです。
あれだけ人前に出ることを拒む作家が直接メッセージを伝える機会を活用しようとしなければならないほど、世界の混迷は逼迫しているのだと、いちファンとして重く受け止めなければならないと思いました。