民主党は圧勝せなあかん。

めずらしく政治の話。
「麻生降ろし、麻生降ろし」って、語呂がいいから言いたいだけやろ〜という気がしないでもないが。
(夏はさっぱりと「冷やし麻生おろし」…。)
さすがに今の自民党政権の迷走ぶりにはうんざりしている人は多いのだろう。
世間では次の選挙では民主党議席数を大幅に伸ばし、与野党逆転するだろうと、期待されているようだ。
メディアの伝えることを鵜呑みには出来ないが、そうあってほしいし、そうあるべきだと個人的にも思う。
(ほんとは反麻生派の自民若手と反小沢派の民主若手がそれぞれ党を割って第三極を作るというのがいいんだが…。)
でも大方の人は気付いているよね。どっちがいいか?と問われれば、どっちも良くないというのが正直なところだ。
とにかく一回政権交代させてみてくれの一点張りの民主党が、いざ政権担当したら果たしてどの程度持ちこたえられるのかというと、極めて疑わしい。
下野した自民党はあらゆる手を使って、民主党をつぶしにかかるだろう。官僚と手を組んで、スキャンダルを暴き、「民主党に何が出来る?そらみたことか」とばかりに非難するのだろう。
「二大政党制」って、健全に機能しなければ、ただの足の引っ張り合いだよなあ。
そんなのうんざりだ。
もしきちんと二大政党制を機能させたかったら、今度の選挙で民主党は圧勝しなければならんでしょう。
やっと過半数取りましたぐらいでは、切り崩しにあってすぐに分裂しそうな気がする。
思えば十数年前、ブラジルに自分が滞在していた時、日本の情報に飢えていて、サンパウロの邦字新聞を読んで、「細川連立政権」の成立を知った時、いよいよ日本も変わるのかとすごく喜んだことがあった。
それもあっけなく短命で終わり、結局その反動で自民が逆に盤石になってしまい、今のこの体たらくまで悪化の一途をたどることになるとは、その時には予想もしていなかったのだがなあ。
あの時の失敗に国民は学んでいるか?
……学んでないような気がするんだよなあ。
(僭越な物言いなのは十分承知で、しかも他人事のように語るのは良くないとは分かっているけれども。)
大丈夫かなあ…日本。

SIGHT (サイト) 2009年 07月号 [雑誌]

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