ゴッホみたい。


ずいぶん久しぶりに雑誌「Crossbeat」を買った。
トム・ヨークの真実」という思わせぶりな特集記事のタイトルと、別冊付録に「Radiohead Book」が付くというのに惹かれて。
中味は過去の本誌に載ったインタビューからの抜粋でまとめた、特に新しいニュースは何もないものだったが。
最近は洋楽不況のせいか、新しい記事が少なく、アーカイブ的な特集が多くなっているようだ。どっちかというと「Rockin' on」派のワタシでも、最近のロキノンの「90年代ベストアルバム」とか、過去の記事流用でまとめてるだけの内容にいささかうんざりして、毎月当たり前のように買っていた習慣も止めてしまった。値段も650円に値上がりしたし。
久々買ったクロスビートも判型がちょっと小さくなったように感じる。紙質もちょっと粗い紙に変更されていたようだ。
個人的にはこういうざらっとした紙はめくりやすくて嫌いではないのだが、写真に関してはやはり色が沈みがちなので、コストカットのための消極的理由で変更されたのだろう。洋楽誌に限らず、出版不況はかなり深刻のようだ。
それにしても表紙のトムの写真、なんだかゴッホの自画像のように見える。
ま、もうこの人の場合、ロックスターというよりは現代アートの巨匠のような立場になりつつあるから。
(だからといって、現役感を出すために、ミック・ジャガーやボノのようなイタいファッションになられても困るけど)