「クラブ・ジャズ入門」

クラブ・ジャズ入門

クラブ・ジャズ入門

先日OTOTOYで配信されていた「菊地成孔のナイト・ダイアローグ・ウィズ vol.4」を購入して聴いたのだが、そのトークイベントのゲストだった沖野修也氏の話も面白くて俄然興味を持った。
今、KYOTO JAZZ MASSIVEなどの音源も買い漁っているところだが、さしあたって著書の「クラブ・ジャズ入門」を読了。
ジャズっぽい雰囲気だけの曲をただ流しているだけのDJに対する不満が、この本を書く動機になっているようだが、確かに「踊れるジャズ」という曖昧なカテゴライズのこのジャンルをきちんと定義しようとするのは難しい。しかしそこに挑んでいる。
正直、あまりにも細分化されたジャンル名など、一般のリスナーは意識して聴いていないから、スピリチュアル・ジャズだ、フューチャー・ジャズだと言われてもほとんど違いがわからなかったりするのだが、沖野氏本人の中で必然があって選曲しているのだという強いこだわりは伝わってくる。
ジャズに興味を持ったはいいものの、やはりスイング・ジャズ的なものは、まだどれも同じに聞こえるので、ファンク寄りのものなど、好みのグルーヴに近いところから掘って行こうと思っている。
まあ…後追いだが、この本を参考にしながら、紹介されている音源を、結局は耳で聴いて自分の好みで判断していくしかない。
とりあえず「クラブ・ジャズ界における最重要レジェンド」として紹介されている、ファラオ・サンダースの音を聴いたことがなくて、興味を持った。作品数が多くてどこから聴けばいいのか悩むが、Amazonで3枚組のベスト盤が、輸入盤だと1311円と安かったので購入してみた。
Anthology: You've Got to Have Freedom

Anthology: You've Got to Have Freedom

もともと渋谷系の流行りに乗っかっていた時、アシッド・ジャズもよく好きで聴いていたのだが、久々にまた聴きたくなった。
しかし今さらインコグニートやらモンド・グロッソやらを聴いていると、むしろすごく流行に取り残された人みたいになるなあ(笑)。
さらに、今頃になって沖野氏に興味を持って、オフィシャルブログがあることも知ってのぞいてみたら、なんと御本人自ら「脱・クラブ宣言」をなさっている…。
あの…ワタシ、入門書を読んでこれから…なんですが(笑)。
KYOTO JAZZ MASSIVE

KYOTO JAZZ MASSIVE

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