中原仁講演にふむふむ。

東京都現代美術館で開催中の「ネオ・トロビカリア〜ブラジルの創造力」展。
未だ本展示は観ていないのですが、先立って関連企画のMOT美術館講座「ミクスチャー文化の果実・ブラジル音楽の喜び」と題された、中原仁の講演を聴講しに行ってきました。
地下二階の講堂というところに入ったのは初めてでしたが、きれいな多目的ホールにスクリーンも用意されており、収納可能と思われる雛壇の座席が出され、さながら大学の講義室。
アカデミックな雰囲気を味わうのも久しぶりで、なんとなく自己満足。
J-WAVEの「サウージ!サウダージ!」の選曲も務める中原氏は、「ラティーナ」誌等でよくその名前を目にする有名な音楽評論家だが、ご本人を目の当たりにするのは初めて。
開催中の展示とも関連づけ、トロピカリズモ期を主に、その中心人物であるカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルの活動を音源の再生を交えて紹介、当時の時代背景も詳しく解説。
氏がライブ会場で撮影した貴重な動画もスクリーンで紹介しつつ、講義というよりは氏がジョッキーの番組を視聴しているかのような90分で、とてもわかりやすかった。
さらにブラジル音楽に対する興味が湧いた次第です。

これからブラジル音楽を聴いてみようという方のために、中原氏が選曲したコンピレーションCD「ブラジル音楽100」も発売中らしくて、5枚組で3150円と非常にお得感があるので、これも近いうちに買ってみようと思っています。
[rakuten:neowing-r:10183765:detail]