Twitterで政治の話。

ツイッターやり始めてしばらく経ち、食べた物とか観たテレビとかをいちいち「なう、なう」喜んでつぶやいていた時期はもう過ぎて、早い話がちょっと飽きつつあるのだが。
政治の話題に関しては、やや積極的につぶやくようになってしまった。
自分の発言を!…というより、政治に関する他人のつぶやきで「なるほど、そうだったのか」と感心したものを、自分のためのメモ代わりにリツイートするということが多いので、これを多数おこなって、友人達のタイムラインを邪魔してしまうのも悪いと思って、それ用に別アカウントをとった。
すると、その別アカウントの方のフォロワーがなぜか一気に増えたので驚いた。
世間での政治に関する意識の高まりの表れなのだろうか。

Twitterは政治を話題にしやすい」と言っていたのは東浩紀氏だったかな。
自分も、もともと政治、経済とか詳しい方ではないので、きちんとした持論があるわけではないのだが、そんな奴が無責任に例えば「普天間問題はこうすべき」とかブログで書いたりすると、何かと語弊が出てくるだろう。
もともとある程度の長さの文章できちんと論旨をまとめるだけの知識もないし、仮に書いたとしても、そのブログが炎上する程の影響力もないわけだが、事実誤認や論点のズレなどが明らかになりやすいので、「迂闊な事は言えないな」という意識が強く働き、発言してみようという機会すら失うことになる。
それがツイッターだと他人の意見に便乗して「同意。」とか付け加えるだけでも、何か発言したような気になってしまう。ツイッターは名も無い人達の発言をゆるく繋げていくメディアだと思っているので、たとえ影響力がなくても、そこでつぶやいておけば、まわりまわってどこかに届くかもしれないという期待があって、「議員定数削減を!」とかいっぱしの事をこっそりとつぶやいてみたりしているわけだ。
単純に他人の意見を眺めているだけでもいいし、質問を投げかければ、知らなかったことを教えてもらえるというメリットもある。
そして、いろんな意見が飛び交う中で、何が正しいのか、その都度判断していくことで、自分の立ち位置や方向性がわかってくる、実はそのことに最も興味があるのだと思う。