神宮でナイター。


地元としての東京を応援しよう」と意識して、にわかスワローズファンになったワタシ。
村上春樹氏が小説を書き始める時の有名なエピソードが常に頭の片隅にあるので、「いつか自分にも神の啓示的なものが降りてこないかしら」などと夢想しては、神宮球場スピリチュアルスポットのようにとらえているのだった。
とはいえ、年に数回デーゲームを観に行く程度の「なんちゃってファン」で、実はナイター観戦はこれが初だったりする。
しかも頂き物のチケットで…。

実は家を出る前に、部屋の片付けをしていて、テレビの置き場を変えて配線をやり直したら、地デジが急に映らなくなるというハプニングに見舞われてしまい、汗だくで苛々しながら喚き散らすという失態を、相方に冷ややかな目で見られていたのだった。おかげで遅れて到着してしまい、既に試合は始まっていて、連休中ということで、外野自由席は立ち見とのこと。
初めて外野の一番奥まで上っていったら、レジャーシートを敷いて親子連れが寛いでいた。こういう楽しみ方もあるのか。
早く来て場所をとればもっと余裕を持って楽しめたのだが、まあ、こういう雰囲気の中、立って観戦してみるのもよかろうということで、とりあえずビール買って飲みながら観ていたら、球場は開放感があって、視界も広くなり、心地よい風も吹いて、すっかりいい気分になったのだった。
この日のヤクルトは全然打てなくてダメだったけど…まあいいや。でも次はメガホン持って来て、きちんと応援しよう。