再び海へ。〜東京発・キィオラサーフィンスクール

震災後、一時中断していたサーフィンを、ようやく再開することができた。
4ヶ月以上空いてしまった。
震災以前によく行っていた銚子の海が津波で被害を受けた様子を動画で見たときはショックを受けたし、原発の影響が大きい福島近辺の海にはもう入れないのかとあきらめかけてもいた。
でも心身の健康維持に大きな影響を及ぼしているサーフィンを止めてしまうのはもったいないと思って、気持ちの整理がついた今になって、またやることにした。
お世話になっているキィオラサーフィンスクールでも、風評とかの影響はあるらしい。天気が良くなって気温も上がった絶好の海日和だったが、男4人で海へ向かった。
http://ameblo.jp/kiaorastore/
でも逆に女性がいたら遠慮していたかもしれない、茨城の海に行くことになった。(「放射能?だいじょぶっしょ!」というノリになってしまって(笑)。)
行く途中で道路が隆起して亀裂が入っているのを見たりして、震災の被害の大きさを実感したが、それでも以前とあまり変わらぬ街の様子に安心したりもした。
海にも結構サーファーが入っていたので気が楽になったが、瓦礫撤去などのボランティアの力があってようやくここまで戻ったらしい。浜もきれいだった。つくづくサーフィンが出来るということに感謝
海には霧がたちこめていて、水温の冷たさと外気の温度差が目に見えてとれたが、実際入ってみたらウェットも3mmしか持って来ていなかったし(まさか鹿島に来るとは思ってなかったし)、予想以上に水は冷たく感じた。
でも霧が風に流されていないというのは、波もいい証拠。フェイスもあってサイズもちょうどいい。(人が集中している南房総ではサイズがありすぎるとのことだった)
それでもさすがに4ヶ月空くと、しかもその間運動不足で身体がなまり過ぎていたので、パドルがかなりキツくて、全然波をキャッチできなかった。リハビリのつもりでとにかく感覚を取り戻そうと思ってがんばったけど、結局1本だけしか乗ることができず、ただただ疲れ果てて終了。
でも復帰一発目にしては十分楽しめた。ここで楽しめるかどうかに今後がかかっていたので、よかった。
運動の後のお楽しみは食事。久しぶりに又兵衛で焼肉。
http://sagasoka.jp/08/0301010299829763.html
キィオラでも又兵衛は震災後初だったらしくて、店のおじさんがえらく歓迎してくれた。
「もう来ないかと思ったよ〜」とほんとに喜んでくれたのには感激した。
いろんな風評被害のある被災地近辺の飲食店には、なんとか頑張ってもらいたいと願った。
現状を把握して、もちろん気を付けなければいけないところは気を付けつつ、なんとかサーフィンを続けていくことができれば、生きていられることに感謝できる。大げさな言い方だが、そういうことは実感した。
「やっぱり海が好き(by 三谷幸喜×高橋留美子)」