「ビヤガーデンとしての神宮球場。」


熱心な野球ファンとはいえない自分だが、なんだかんだで年に少なくとも1〜2回は神宮球場に行く。
昔は「ちょっと変わった人だと思われたい」という恥ずかしい自意識が先行して、南海ホークスファンを自称していたり、南海がなくなってからはなんとなく阪神ファンだったり、いやとりあえずアンチ巨人なふりをしたり…という不純極まりない野球ファン気取りだったのだが。
上京して10年が経った時に、「地元として東京ヤクルト」を堂々と応援してもいいんじゃないかと思うに至ったのだった。

なぜ巨人ではなくヤクルトかというと、なんともミーハーなことに、村上春樹氏の影響。

春樹氏の「神宮球場という場所が好きでよく行っているうちに、自然にヤクルトを応援するようになった」というエピソードが好きで、そこまで野球に熱くなれない自分が観戦する時の、いいエクスキューズになったので。
なので、いまだに「神宮球場でビール飲むのが好きで来ているので、ヤクルトが勝っても負けてもあまり気にしないのだ」という構えでいる。
というわけで、交流戦の対楽天戦。気楽な感じで観戦に来た。
前回は外野自由席で、応援団のすぐ横で立見だったので、ゆっくりビール飲んでいられなかったので、今回は事前にぴあで内野指定席を買ってから行った。

結構前の方のいい席がとれたし、天気も良くなって実に快適。試合が始まる前から、ビールがすすむ。
休日のナイター観戦を大いに満喫したが、試合の内容としては残念な結果に。
熱心なファンではないと照れながらも、ちゃんとヤクルトに勝ってほしいと願っていたので、この日打線にいいところがなく、8連敗を喫してしまったのには、さすがに凹んだ。館山は決して打ち込まれたわけじゃなかったのに…。
次はもっとちゃんと気合い入れて応援しよう!と心に誓ったのだった。

つば九郎のおなか

つば九郎のおなか