「ひさびさにEBTG。」


前々回の「粋な夜電波」のエンディングでかけられた、Everything But the Girlの「Before Today」。
WBOランキングで上位にきそうな若い女の子同士のコンフューズした恋愛話の後に、この曲がプレイされたのは意表を疲れましたが、爆笑エピソード…でもちょっと切ない…とあいまって、思わずグッときてしまった。
この曲が入ったアルバム「Walking Wounded(日本盤タイトル:「哀しみ色の街」)」を久々に聴きたいと思って、棚をガサガサ探ってみましたが、ない。
…確か持っていたはずだったのに。
CDが増え過ぎたので、何度かに分けて処分した時に一緒に中古盤屋に送ってしまったようだ。
マイブームでその時自分の中でヘヴィロテされる音楽がころころ変わるので、多分その時は「ドラムンベースなんて、もう聴かねーな」とでも思ったのだろう。
このアルバムはいいアルバムなのに、かなりの枚数が売れた反動で、中古盤屋ではワゴンで投げ売りされていることが多い。
なんか悔しくなったので、Amazonで中古で1円(プラス送料)の物を買った。ついでにEBTGで中古で安く出回っているのをまとめ買い。
というわけで、今手元にETBGのアルバムが5枚ある。
自分はわりとビートの少ない静かな曲は退屈で聴いていられないせっかちなリスナーなので、どうしてもエレクトロ化が進んだ、後期の「Walking Wounded」「Temperamental」といったアルバムの方が聴きやすい。
しかし全曲シャッフルして聴いていると、ドラムンベースの導入も、ボサノバに通じるものがあるという解釈の元で取り入れられていて、基本的な歌の部分が変わっていないからこそ、今聴いてもあまり古さを感じないのだということにも気付く。
昔はトレイシー・ソーンのあの翳りのある、くぐもった声があまり好きではなかったが、今この年齢で聴くと、あの憂いのある感じが実にしっくりきたりする。
あらためてEBTG、再評価しつつある、この頃。

Everything But The Girl (Original Album Series)

Everything But The Girl (Original Album Series)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村