「オリジナル・ラブ再評価中。」

白熱(初回限定盤)(DVD付)

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ここ最近iPhoneに入れてよく聴いているのがオリジナル・ラブ
渋谷系直撃世代としては、オリジナル・ラブ田島貴男氏は、そりゃもう大リスペクトなのだが、やっぱり90年代前半のバンド編成だった時が好きで、いまだにその頃の曲ばっかり聴いてしまってもいる。
ソロユニットになってからの曲がつまらないわけではないのだけど、いろんな音楽ジャンルにチャレンジしすぎて、1曲1曲が刺さってこないというか。
自分でも曲が作れるようになりたいな〜と思って、意識していろんな曲を聴いていると、つくづく自分は「16ビート大好き人間」だなあと思う。
高校生の時に文化祭でバンドやろうってことになると、当時は「BOOWY派」か「ブルーハーツ派」か、の2種類しかなかったわけだが、そのどっちも好きになれなかった自分は「TMネットワーク派」(笑)。
結局ビートはツクツクツクツク…の、ドンドンタンスタスタドンタン、ベースがドゥンドゥンドゥンドゥ、ドゥンドゥドゥンドゥンドゥドゥ…、ギターのカッティングがンチャラララッチャッチャ…じゃないと気がすまないわけだ。
やっぱ90年代前半のオリジナル・ラブは最高だわ…というところに留まらず、ソロになってからのアルバムもよくよく聞いてみると、いい曲いっぱいあるわ。
特に感動したのが、直近のアルバム「白熱」収録の「セックスと自由」という曲。
ディスコっぽいリズムだが、いろんなフレーバーが入っていて、しかも「ああ、やっぱりオリジナル・ラブ!」と思わせる名曲。
自分がこんな曲作りたいと思う理想型に限りなく近い。
ネオアコを経て、ジャズを経て、様々な民族音楽も取り入れ、ラテンも吸収し、サンプリングも使ってみたし、打ち込みで全部作るのもやってみて、それでこの境地に辿り着いたというのがすごい。