「毎月10日は夜電波の日。」

「粋な夜電波」第115回放送は、アフリカから北欧まで幅広くセレクトされた音楽満載で届けられた、フリースタイルの回。
今から楽しみな「夜電波」関連イベントの告知が、話があちこち脱線し、菊地先生の近況もわかるし、ヒシダさんの近況もわかる、単なる告知に留まらない、情報量の多いトークになりましたので、その部分を文字起こししてみました。

STATE COWS

STATE COWS

大事なお知らせ、先言っちゃいましょうか。告知ね。
では、ここで大事なお知らせが二つあります。…ワン・トゥー!…アン・ドゥ!…ウノ・ドス!…(笑)。
まずは8月10日の土曜日、8・10ですよ…の土曜日、TBSの前にあるサカス広場、あそこで「菊地成孔の粋な夜電波」の公開録音を行います。
ゲストは「Few Minutes Unlimited」で大活躍中の、TBSアナウンサー江藤愛さんです。
はい。…最近ですね…なんていうんですかね、シンクロニシティっていうか、そんなつもりはなかったんですけど、50になるのを境にいろんなことが変わりまして。職場も場所が変わったりなんかして。
音楽理論を教えてる、私塾じゃないほうの、美学校っていう…ま、夜学ですね、私塾もそうですけど…夜学で音楽理論教えてる学校の場所が、神保町から両国に変わったんですよ。
両国の駅前…相撲が好きなんで、お馴染みの場所…お馴染みっつったってね、国技館に相撲観に行く時に行く場所ですけれども。そこにほぼ隔週で行くようになりまして。
で、知らなかったんですけど、駅前にチョコクロでお馴染みの…あ、サンマルク!…のカフェがあって、なんか最近ってああいうとこの高級店みたいなのがあったりして、で、両国の駅前にカフェ・サンマルクの高級カフェみたいなのがあるんですよね。
すごい…こう…シアトル系みたいな感じで、すごい気持ちいいんですよ、めちゃめちゃ。なんか、両国の風水が合ってるんでしょうね、きっとね。
ほんで、座ったりしてね、ちょっと…ワタシ…珍しい…ギリギリに滑り込むタイプの人間なんですけど、少し早目に出ちゃったりなんかして(笑)、生まれて初めてって感じなんですけど。
早目に現場着いて、そこのカフェ・サンマルクでソイラテとか飲みたいんでね。そこで「あ〜、いい気分だな〜」と思って。…すごいいい気分になっちゃって、なんか。
いくらあっちの方がいいからって、こんなにいい気分になるのはなぜ?っていうくらい、いい気分になっちゃって。
そういう時って、けっこうね、歌の歌詞がさらさら出てきたり、台本とか書いちゃったりしてね。
そしたら、場所が場所だけに、周りがちゃんこ屋ばっかりなんですよ。
だから、ノリがいい気分なんだけど、ちゃんこノリになってきちゃってですね。
で、「Few Minutes Unlimited」のコントの台本とかも…ワタシ全部書いてるんで、放送作家さんがこの番組いませんから、ワタシ書いてるんで…右を見ると「ちゃんこ霧島」、左を見ると「ちゃんこ大島」、真ん中を見ると「ちゃんこ中島」みたいになってるんで。これはヤバイな…。
だんだんだんだん書いてるうちに、相撲部屋コントになってきてですね。江藤愛さんがお相撲さん役になってきちゃって(笑)。
ごっちゃんです。」って言わせるとこまでいっちゃって。これはこのまま突き進んでったらまずいなって、もう後戻りが出来ないっていう感じで。最終的に始末書になったらまずいなと思ってるわけなんですけど。
…ま、大きく脱線しましたが、最近ワタシが江藤愛さんに思っていることっていうのは、とにかくそういう…頭の中でお相撲さんになってますよ!ってことなんですが(笑)。
その江藤愛さんがゲストで、公開録音をします。
先週、吉田沙良さんとやったような、生歌…ええ!?…「生歌入りの」って今台本に書いてあったんで、読みながらびっくりしましたけど、江藤愛さんって歌うの?…ああ、書いてあるね、台本にそれが。
「生歌入りのコントをサカスのステージで収録したいと思います。誰が歌うのかって?…江藤愛さんに決まっています!
って書いてありますけどね(笑)。ヤバイ風向きですね、これは。
こうなったらもうね、そこまで江藤さんが捨て鉢…捨て鉢じゃねえか(笑)、江藤愛さんが捨て身で来るんだったら、いいですよ!…「ごっちゃんです」プラス生歌でいきましょうか(笑)。
これはもう、このかたち、ひとつしかないですね、相撲甚句!…ね(笑)。江藤愛さんの相撲甚句ですよ(笑)。だいじょうぶかな?…ダメですよね、絶対ね。やりませんね、これね。
多分なんか江藤愛さんがカラオケのレバートリーみたいなの歌って、ワタシがピアノで伴奏するんだと思いますけどね、これはね(笑)。
ま、それを組み込んだコントの収録をするので、皆さんにはその歓声で参加していただきたいと思いますね。ま、公開録音の醍醐味ですよ。聴衆参加型のコントにしようかと思いますね。
聴衆が歓声で参加、江藤さんが歌う、ワタシがピアノ弾く…大体どんなコントになるか…皆さん想像つくと思うんですけど。その想像を超えた…ね、相撲甚句さえ超えた(笑)。
江藤さんに、よくパーティーグッズ屋で売ってる、あのインチキなお相撲さんのセットを着せたりなんかしたらね…怒られるでしょうね。
日時は8月10日土曜日の17時半からです。はい、ぜひお越し下さい。
そして、明けて9月10日。9・10ですよ。
まあなんかその…9・10(キュウテンイチゼロ)とかいう言い方に、なんか意味があるの?っていう空気がね、サブからこう…フッときましたけどね。
9・10ですよ…の火曜日、赤坂BLITZでデカいイベントをやります。
TBSラジオ菊地成孔の粋な夜電波」presents 夜電波ミュージックフェスティバル、第一回「電波祭」!
…ね、この「電波祭」って、付けたのワタシなんですけど、なんかどっかで聞いたな?…って、ね。
電波少年」!(笑)。だんだんだんだん近付いてるんじゃないかな、「電波少年」に…っていう。
江藤愛さんがお相撲さん役になった段階で、ほとんど「電波少年」じゃないかな、っていう。90年代リバイバルって感じですけどね。
…全然関係ない話、し続けてますけど(笑)。
まあ、第一回「電波祭」…これはほんとにミュージックフェスティバルでして、出演はワタシと大谷能生君っていうワタシの…
この番組にはですね、「大谷君出して下さい、出して下さい。」っていう、昔ワタシと大谷君が一緒にやってた、他局でやってた「WANTED!」って番組…2004年か2005年かな?に…もうなんだかんだで小十年前ですよね。その番組のしがみつきの人が、とにかく「大谷君出してくれ、出してくれ。」って声が多いので…出しません!(笑)。…ていうことで、出さなくしている大谷君なんですけど。
とはいえ、本出したり、「JAZZ DOMMUNE」って番組を二人で持ってますからね。ラジオもやっちゃうとやりすぎなんで、あれですけど。
ま、その大谷君と、とうとう「ジャズ・ドミュニスターズ」っていう、ヒップホップの…ジャジー・ヒップホップのユニットを結成しまして。ていうか、もう活動してるんですけど、ライブでは。
アルバムを今作ってまして、このジャズ・ドミュニスターズのアルバム発売…ま…このアルバム間に合うか間に合わないか、ギリギリなんですけどね。もし間に合ったらラッキーって感じなんですけど。そのぐらいのタイミングで進んでるんですけども。
そのジャズ・ドミュニスターズ、そして、現在深く反省中、謹慎中、投獄中(笑)…なんていうんですかね、行方をくらまし中の(笑)…そんなことないですよ、別に。大して反省してないです。
まあ曰く、「先生、覚えてません!」ってね。甘えるのもいい加減にしろ!って感じのメールが来たんですけど。
「先生、何も覚えてません!」…そんなことねえだろ!ていうね、ヒシダさん
ま、後はテキーラを2杯飲んだんで記憶を失ったっていうふうに豪語してるんですけど、後にギャラクティカ・プッシーズのティナちゃんのタレコミでですね、「キクチさん、ヒシダさん、1杯しか飲んでナイヨ〜。」っていうね(笑)。
1杯でああなっちゃったのか!っていう、そのヒシダさんを擁する「KILLER SMELLS」ね。
そしてこの秋、衝撃のデビューを飾る「けもの」です。この番組でも、もうちょっとしたら特集をしたいと思いますけども、ワタシがフルプロデュースしております。
ものんくる」に続く、エアプレーン…ベーアーのレーベルですね、エアプレーン・レーベルからのアルバムリリースになりますね。「けもの」ってバンドですね。
青羊(あめ)さんっていう、「青い羊」と書いて「あめ」さんと読むんですが、女性が一人でやってるユニットなんですけども、このトリプルビルですね。「ジャズ・ドミュニスターズ/けもの/キラースメルズ」。
で、ジャズ・ドミュニスターズはワタシと大谷君がツートップでラップやりますんでワタシ出ますし、キラースメルズはワタシも構成員ですし(笑)、けものはワタシ…この番組でもマイケル・ジャクソンの「Beat It」のカバーをオンエアしたんですけども、デュエットしてますし、サックスも吹いてるので。
ヘタするとワタシ、全バンド稼働になりますので…キラースメルズは休もうと思います!(笑)。
…今、サブがドカーン!となりましたけどね(笑)。キラースメルズは…「オマエ、一人でやってみろ!」ってね。「できんのか?ヒシダ!」ってことですよね。
「できません、先生!」っていう…(笑)ことだと思うんでね。やらせてみましょうか。見かねたら登場!って感じでね(笑)。
…一人でBLITZでやるってなったら、3杯飲んじゃうと思うんで。そしたらね、ゲロ吐いちゃうと思うんですよね(笑)。…ゲロはね、ダメですよ、さすがに(笑)。
こないだはね、掴んだマイクがマイクスタンドに戻せなくなってましたけど。まあまあ…それでもね、お客さんが温かかった。非常に限られた小さい空間の中で、リスナーの方だけがいらっしゃってましたけど、今回は「大谷君とのジャズ・ドミュニスターズが出るなら来る」とか「けものが出るなら来る」って人、いっぱいいますからね。そういう、言ってみればリスナー外の一般のお客様の前で、ヒシダさんがゲロ吐いたら、大変な事件になっちゃいますから(笑)。これはやっぱり…いないといけないですかね。
…全稼働か〜。自分で並べたんだけど、今これ読みながらヤバイな…って感じになってきましたね。
全稼働避けたいですね。ジャズ・ドミュニスターズ休んじゃおうかな!(笑)。大谷君一人で…オレのラップのところ、録音が流れるっていう…。大谷君だけ生ラップっていう(笑)。
休めねえな〜。どうしようかな〜…休みたい!…ま、いいや、ヘタしたら全部出ます。
会場は赤坂BLITZです。18時半オープン、19時スタート。これはまあ、普通に…番組の企画とかとかそういう…スメルズが海の家でやるとかいうようなレベルではなく、BLITZでやるのにふさわしい、ほんとにガッツリした、クオリティの高い音楽フェスっていうかライブになると思いますので、番組を聞いてないお友達なんかにも、ぜひ紹介していただきたいと思います。
18時半オープン、19時スタートです。現在、ローソンチケット、イープラスで、すでにチケット発売中です。前売り4000円、当日4500円です。早目にお買い求めください。
はい、毎月10日は「夜電波の日」ということで、8月10日、9月10日、よろしくお願いします…という感じですね。

※文字起こしの「NAVERまとめ」あります。