「来年の流行語大賞。」

「粋な夜電波」第130回放送はフリースタイル。
久しぶりに、小粋なフレーズ満載の前口上有り、AMではおよそオンエアされることのない楽曲の数々有り…の、「通常営業」と言いつつも、「夜電波クオリティ」のハイレベルさをまざまざと見せつけるような充実の内容。
…もうこうなったらリスナー総出で意地でも来年流行らせてみたい、絶妙のフレーズが多々飛び出した、「来年の流行語大賞予想」について語られた部分を文字起こししてみました。

イルカ スーパーベスト

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「流行語大賞」を読み解く (生活人新書)

「流行語大賞」を読み解く (生活人新書)

はい、「菊地成孔の粋な夜電波」。
サラダの国からやって来た…「♪サッサッサ〜 サ〜ラ〜ダ〜」(笑)…誰だっけ?この歌…イルカだ(笑)。サラダの国から来た巨乳の妖精に数分間恋してしまった、ジャズミュージシャンの菊地成孔が(笑)、TBSラジオをキーステーションに…ナンパしてないですよ(笑)…するギリギリで思い留まったんですが…をキーステーションに、全国にお送りしております。
まあ、そろそろですね、「今年の流行語大賞」なんつってね、いろんなのがね。今年はなんか…しばらく流行語大賞ってのも「ウソ〜!? こんなの全然流行ってねえじゃん。」みたいな時期が長かったですけども、今年はさすがに「一個に絞れんのか?」っていうぐらいね、群雄割拠というかね、賞獲りレースがヒートすると思うんですけどもね。
来年の考えてみました。
来年…の流行語大賞(笑)。
これはまあ、ワタシの中では「絶対これがくるな。」っていう、来年の流行語大賞がね。昨日考えてたんですよね。
久しぶりのフリースタイルだから、なんかネタでも考えなきゃ…って。何にしようかな?って思ってた時に、ちょうど流行語大賞やってたんで。
今年のを当てるっつったって面白くないですからね。「じぇじぇじぇ!」か、何だっけ…「倍返し」かなんとかがかんとか…でしょ?
だから来年のを予め考えておこうと思って、番組の方で。
で、まあ…ワタシが考えた来年の流行語大賞はですね。え〜、まあ…3位、「三大陸、二半島、一列島」…ってね。これが流行るんじゃないかと思いますね、3位(笑)。
あの…何の意味もないんですけど、パッと思いついたんですね。「三大陸、二半島、一列島」ってのがね、来年は日本中をこう…駆け巡ると思いますね。
あとはね…シュラスコ成金」っていうのがね、これきっときますよね(笑)…きっと。シュラスコで一儲けしてしまった人達のことです、これは。
シュラスコ成金」。これは何ていうのかな…「オリンピック特需」みたいな言葉が流行ったのの、来年版ですね、はい。
あとはね、さっきの胸の大きい妖精とも関係あるんですけど、「消えるブラ」ってのは…流行ると思いますね(笑)。
ま、これぞ…自分で言って自分で笑ってて、最低最悪なんですけど(笑)、自分的には面白くてしょうがないんですよね。ただ、誰が聞いても面白くないだろうな…っていうことも併せて、面白くてしょうがないっていう、ちょっとタチの悪い…あまりよろしくない笑いになってるんですけど。
でも、絶対きますよ、これ。「消えるブラ」は。
着けると消えちゃう!っていうね(笑)。
あの…それは、「無いほうがいい」っていう男性が来年増えるんで、それに対応して各社が、もう…予め作っておくんですね。
で、あんまりものすごいでかい人はさすがに無理なんですけど…ね?…結構それで悩んでる…世の中ってほんとに…「アタシなんて…」とかコンプレックスからおかしくなっちゃう方いますけど、「俺なんて…」とか、それダメですよ!ほんとに。
だって、どんな事だって好きな人いるんですから、ほんとにこれは。「加齢臭がたまんない!」とかいう人もいるんですよ、世の中には(笑)。そんな何万人もいるかどうか知らないですけど。
フェティシズムってのは、もう…「救い」でして。
ねえ?…こんなワタシでさえね、「ここがいい!」とか言ってくださる方も、たまにいたりしますからね。その…何がいいか、わかんないんでね。
だから、胸が小さいことを気にされてる方とか結構いるんですよね。で、もう…「ない方がいいよ。」って…まあ、そういう方は言ってもムダなんですけど、自分の中でその…「これは悪いことだ。」ってクラッチされちゃってるんで、これをデプログラムして外すのはなかなか…なかなかなことではありませんが。ただ、まあ…時間をかければね。こう…定着文化になれば。
で、ワタシ背が小さいことを、ある種病的に気にしてるんですけど。「チビだってカッコいいじゃないか。チビでカッコいい人、いっぱいいるよ。小さいからいい人いるじゃないか。ラルクアンシエルHYDEくんとかカッコいいじゃないか!」とか言う人いるんですよ、周りに。
「いや、あの人はカッコいいけどさ。オレが小ちゃいのはダメだよ。」…こうなっちゃいますからね。その…言っても通じない…ですね。
なんですけど、「消えるブラ」は来ます、絶対。
これはですね…ま、オレが欲しい!っていう(笑)ことがあるんですけどね、まず。「消えるブラ」はね。
これは強めのスポーツブラでいいんじゃないかってことですけど、ワコールさんにはぜひ進言したいですね。
これによって「ちょっと」とかそういうレベルじゃない、「消えてしまう」んだっていう物が、これはおそらくね…流行ります。
あとはね…「三ツ重まぶた」(笑)。これもね、二重で足りなくなったギャルが、とうとう三ツ重に挑戦!っていう、少なくとも戦後史上初めてのかたちの瞼ですよね。
これもギリギリ…「そんなことあるわけないじゃん!」って言われたらそれっきりなんですけど。
ま…「三大陸、二半島、一列島」、「シュラスコ成金」、「消えるブラ」、「三ツ重まぶた」。
あとはですね…「バックヤードの鬼」っていうのが、来年はきますね、これね。「バックヤード」がきてますからね。
バックヤードはどんな店にもね…伊勢丹にもバックヤードありますし…あらゆる店の人がすぐね、最近「バックヤードは…バックヤードは…」って、コンビニの店員まで「バックヤード」っつってますからね。
だから「バックヤードには鬼がいる」ってね。もう…店ではニコニコ…昔からそんなの当たり前のことなんですけど(笑)…何にも新しくないですけど。
「バックヤードの鬼」っていうTVドラマが多分ね、オンエアされて、それがすごい視聴率取ると思うんですよ。「バックヤードに鬼がいる」ってね。
「『zzz…』の復活」(笑)。「zzz…」ってのは「寝てる」って意味なんですけど、これがSNSの中で復活すると思うんですよね。今はもう死んでますからね。
「www」の時代じゃないですか。ま、ワタシ最初…初期のSNSで…もう今全然見ませんけど、「なんかそういうあるよ」っつって…。あれが「笑ってる」ってことを知らずに、URLが途中で切れてると思ってたんですよね、最初(笑)。この…おっさん感覚丸出しですけどね。「切れちゃってんじゃん、これ!」と思って、「あ、押すと出てくんのかな?」って何回も「www」のところ押しても何も出てこないから(笑)…これはなんか意味があるに違いないっつって、その後分かったんですけど。
だから…今年「じぇじぇじぇ!」が流行りましたからね。「『ズズズ(zzz…)』の復権ってのがね、来年は予想されますね。
まあ、一個はくるでしょ。そんなことを昨日考えていました。
えーと…一曲いきましょうか(笑)。

※文字起こしの「NAVERまとめ」あります。